見出し画像

02:The high Priestess / オリジナルタロットカード解説

オリジナルタロット版のカードに込めた物語

これは愚者のこころの中。

女教皇は、ずっとそうなるのを待っていた。
理想を手に入れることが現実を動かしていけることになるのではなく、自分自身を受け入れることで現実を動かしていける。

理想を追い求めるあまり、バラバラになってしまっていた愚者の心。
理想を求めつづける愚者を、ここにいるよと追いかけていく本来の愚者。
二つの光が遠くで瞬く様子をみて、女教皇は微笑んだ。

「誰かの想いが傍で輝いてる…」

二つの光の傍にある光。
それは愚者の幸せを願う、誰かの願いや愛だった。

カード『女教皇』の意味

タロットカード本来の意味に加えて、私版のオリジナルタロットの解釈も載せています。広義では同じ意味ですので、どちらを採用してもらっても構いません。
ピンときたものを受け取ってください。

タロットカード本来の『女教皇』の意味

正位置の意味
直感、感性、知性、安心、満足、期待、聡明、雰囲気
逆位置の意味
悲観、無気力、無神経、現実逃避、疑心暗鬼、孤立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オリジナルタロット版『女教皇』の意味

正位置
現実をみる、安定、自分本来の生き方
逆位置
理想をみすぎている、不安、他人の生き方

これは私独自の解釈なので少し飛躍してる部分があります。
愚者が自分を知ろうとし始めた段階で、すでに受け入れるべき存在はそばにいることを女教皇はしっていました。すべてを受け入れることで自分本来の願いのままに生きていけ現実を動かしていけることを女教皇は理解しています。

彼女が見た光はバラバラになってしまった愚者の魂や心でしたが、もう一つ見た光は、愚者を愛する他人の光でした。

ひとつ前の魔術師はこちら

次の女帝はこちら

2024年1月14日
画像やテキストの無断転載を禁じます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?