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二次的創造とエディターシップ

おはこんばんちは。
あらいぐまたくまです。

今日は、
二次的創造とエディターシップについて。

聞き慣れない言葉かもしれません。

が最後まで読むとご理解いただけます。

是非読み進めてみてください。


創造という言葉

「創造」と聞いて、何を思い浮かべるか?
「創造」と聞いて、どう意味を解釈しますか?


「真新しいこの世にないモノを創る」こと。

多くの人は上記の意味で捉えているのでは?


そもそも新しいとは何か?
この世にあるものでも、
「自分自身が知らないこと」は、新しいと言えそうだし、

知っている情報が刷新されることもまた、
新しいと言えそうですよね。

「新しい」という言葉も、
意味が多様化します。

どういう意味でその言葉が語られているのか、
そこを理解して初めてコミュニケーションが
とれるわけです。



「創造」という言葉も同じ。

人によって言葉の解釈は異なります。


創造するとは、

「真新しいこの世にないモノを創る」こと。

だけか?

新しいものを作る、
古いものを新しくする、
既にあるものを再解釈する、

これらも全て創造と言えるのではないでしょうか?


言葉の背景にある、
その場面での「本質的な意味」を考える。

言葉は意味を表現する記号でしかありません。

一次と二次 の定義

ここでの、一次と二次は。

一次=事実やリアル
二次=事実やリアルの解釈

と考えておきます。

一次的な創造は、
新しい事実やリアルを創り出すこと。

では二次的な創造とはどうなるでしょう?
一次情報を元に新しい情報を生むことです。

これと同じ意味で、
「編集」が使われます。

記事を書くのもそうですね。
nowであらいぐまは記事書いているわけですが、

これも誰かから学んだ情報であり、
自分自身がリアルに感じている情報であり、
一次情報をみなさんに伝えるために、

文章表現や、伝える順番を変えたりしています。

この記事はこの記事で、
別の新しい価値に生まれ変わるわけです。

この世にない情報を、
あらいぐま自身が生み出したわけではありません。

情報の二次的創造。二次的編集です。


冒頭で、

「真新しいこの世にないモノを創る」こと。
多くの人は上記の意味で捉えているのでは?

と書きました。

「真新しいこの世にないモノを創る」ことだけが、
創造ではなく、上記のようなものも、
一つの創造と言えるわけです。

全体とは部分の総和にあらず

二次的創造=情報の再編集。

長編連続小説なんかもそうですね。

伝え方を変えた方がより面白くなる。
そうして世に出てきた小説は沢山あります。

最近だと、YouTubeの動画もそうです。

他人の動画を編集して、
アレンジしてバズを産んでいることも多いはず。


創造的才能とはむしろ
「編集」にこそあるのではないか?

そう感じませんか?

成熟社会/業界 こそ必要な
編集スキル、二次的創造スキル

一次的創造を原稿を書くこととするなら、
二次的創造とは原稿をより価値ある物にすること。
新しい価値に昇華することと言えます。

一次的創造をクリエイションと呼ぶなら、
二次的創造はメタ・クリエイションと呼べる。

真新しいものを創造するのではなく、
既にある情報を再解釈しよう。

地方なら、
眠っている、古くなった、いらないとされている、
このようなリソースを再解釈する。

創造の解釈を、
二次的創造に寄せていこう。

エディターシップ

エディターシップとはつまり、
二次的創造と言える。

持っている知識や思考をどう組み合わせるか?
順序、粒度、規模、角度など。

持っている知識の組み合わせとはよく言われるが、
組み合わせる技術は単なる掛け算ではない。

ありきたりの組み合わせでは、
対して面白くないが、
かけ離れたもの同士の組み合わせは面白い。

まさに脳内OSの転換であり類推。
もっというと長距離類推のことを指している。

独創的かどうかは大して問題ではない。

強いていうなら組み合わせ方に意外性を見出せるか?

その意外性こそが、一般的に独創性と呼ばれている気がする。

脳内OSの構造を理解し使いこなせるようになると、
組み合わせの独創性は後発的にでも身ににつけることができる。

目の前にある情報を、鍛えられたOSで独自の視点で再解釈し、
新しい価値に生まれ変わらせる(創造する)。

そう考えると、
意外性を生み出すための、
独創的な切り口と組み合わせこそ、
エディターシップ(二次的創造)の本質と言えそう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自分の頭の中にある沢山の様々な情報を、
再解釈してみてください。

エディターシップ。

新しい/創造 の意味を今一度、
捉え直してみてください。

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