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闘病と友達

早朝4時、スマホからの着信音。半分だけ起きた状態で終了ボタンを押した。6時半にもまた。SMSできたのは1.5年、Facebookなどでブロックした知人だった。「病気が辛くて友達を作ることはとても難しいのです。また友達になってください。」

難病や奇病になると、周りにわかって貰えない、話を聞いて欲しい。私が私が病にかかってしまう人がいる。
冷静になれない時期があるのはしょうがない。だか、病気になる前、ある程度時間が経った後で、見直すことは出来るはず。相手は何を思っているのか、分かっていれば友達を無理強いすることはない。訳の分からないやり取りに自分の時間を搾取されると相手にしようとも思わなくなる。

私は結構色んな場所で相談に乗っている。最初のうちはまあまあと聞いているので勘違いしてしまう人は多々いる。特性を見極めて、私は自分の趣味を織り交ぜて、言葉のキャッチボールをやり取りしたいと思って相槌だけでない言葉を織り交ぜていく。多くの場合はハッと気がついて、ちゃんとした思考経路に戻っていくので仲良くできるし、節度ある態度を取れるもの。病気だから出来ないと言っても私も病人。やれるだけの手を売って生きてる1人の患者なのだ。寄りかかられて私も倒れてしまっては周りも迷惑だと思う。

電話に出ろとずっとSMSが届いていたが友達と約束のカフェに入ってどう思うか聞いてみた。「中学生みたいだし、異性なので恋愛感情も・・・とりあえず着信拒否しなよ」

やっぱり、病人だろうと人は人なんだから。長く友人関係は築けないなと思った1日でした。

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