化学流産の確定診断
hcgがだいぶ下がってたので、子宮外妊娠の除外の為の内診の必要もなく
「今回は残念ですが、化学流産です。」と。
この判定を聞く為に3時間待った。
私の好きな女の先生で、採卵も担当してくれた先生だ。見た目はクールビューティーで、パッと見は怖い💧
でも、まずエコーがめちゃくちゃ丁寧。
雑にされると、やられてる側としては分かるんだけど、この先生だけは痛いと感じない。
質問にもちゃんと答えてくれる先生だ。
前の診察でキツいことは言われてたし、フライング検査で陰転してたので、まぁそうだなと。
やはり覚悟を決める意味では、私にはフライング検査が必要だった。
冷静に次の話ができたと思う。
先手を打って免疫の検査はしているので、次は、子宮収縮の検査をしてから、また自然周期でトライ。
次でダメなら、検査周期に入る。(torio、CD138など…)
検査は1周期以上かかるから、2カ月程度不妊治療は自動的にストップになる。
しかも検査がバカ高い。薬代合わせて20万くらいはいくんじゃないかな…検査だけで。
確かこれは不妊治療が保険適用になっても、自費だった項目だった気がする。
わかりますか?助成金が排除されて一部のみ保険適用の辛さ。
混合医療はできないので、全額自己負担の助成金なしってこと。
一部の軽い治療を少ない回数で解決する不妊とされる人には、保険適用はとても良い話だが、ガチ不妊は苦しくなるだけだ。
PGT検査とかも、確か保険適用ではなく、もっと高いし、条件がキツい(流産、2回以上しないとみてもくれない)。
体外受精でも妊娠できないようなやつは無理だからお金補助しません。諦めて下さい。って政府から言われてる気分。
話は戻るが、とりあえず次の移植でダメならかなり落ち込むと思うのだが、今回は化学流産の確定までにだいぶ落ち込んだので、判定後も大丈夫だった。
諦める、その言葉が頭をよぎった。
前までの私は、これから先の人生、他人の子供や家族をずっと羨み続けるのならシんだ方がマシだと考えていて、私の中で諦めはシを表す言葉だった。
今回、化学流産がほぼ確定した状態で、夫と2人で旅行に行ったけど、普通に楽しかった。
この人となら、子供ができなくても楽しく生活できるのかも。
この人となら、生きてみる選択肢もありかもしれないと。
旅行から帰って、例のデキ婚の友達から結婚式の招待…の前に、事情を知ってるから心身の状態的に誘っても大丈夫か?と確認とLINEがきた。
気遣いができる素敵な友達だ。
でも、初めからそうではなかった。
私がこの子にはわかって欲しいと思って、しっかり話をしたことが大きいと自負している。
まぁ元々良い人だから、この子にはわかって欲しいと思って話したんだけど。
やっぱり、何も言わないで、察してください・気を遣ってください・子供の話題は地雷なんです・あんなことこんなこと言わないで…はナシだと私は思う。
この友達は中学・高校が同じで、偶然以前の職場が同じだった。
参列者には学生の頃の友達や、前の職場の知り合いもいる。
苗字が変わってたら、当然結婚の話になるし、結婚してたら子供の話になるし、子供の話がNGだと思われたら気を遣って仕事の話が振られるだろう…
病気になって、不妊治療もしてて、どっちもの治療と仕事とを支障なくこなせなくなって退職したから、全ての話題が気まずい空気になる😅
久しぶりに合う知り合いで、その辺の話が全てNGなら、何を話して良いかわからないと思う💧
友達は参列者とのことまで気を使ってくれていたから「大丈夫。なんとかするよ。もし子供を諦めないといけなくなった時は、こんなこと聞かれても平然と答えられるようになりたいから、その練習もしとかないと」という感じの趣旨で返したと思う。
自分でも驚いた。
旅行をしてから、諦めがシではなくなってきている。
子供を諦めることになっても、当然子供のことは聞かれる。
今の私は、病気や不妊のことを無くして自分を語れない。
それらのマイナスな要素を、我が身に起こったただの事象として受け入れて、平然と答えたいと思ったのだ。
今回の化学流産で大きく成長できたと思う。
もう十分過ぎる程成長したし、限界点まで成長したから、そろそろ次のステップ(妊娠して子供ができる)に行かせて欲しい…
夫婦で決めたリミットまで期間があるし、まだまだ諦めがつかない。
次ダメだったら強制的に2周期程妊活できずに高額検査(しかもすごく痛い)。すごく落ち込むのはわかってる。
大丈夫!と言った結婚式でも大失敗して、すごく嫌な気分で参列して、泣いて帰ることだってあると思う。
でもきっと落ち込んで、失敗して、泣いて帰って、諦めても、諦めることがシではなくなった貴重な体験だった。
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