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【技術読み物】飾り彫り

ワンポイント的に入れられる飾り彫りです。
彫金は描く様に模様を彫入れて行くので、ある程度の大きさや向きの調整ができます。それぞれの模様を単一で入れるのではなく、これらを上手くアレンジ、配置して、全体のデザインを組み立てていきます。


音符

雪の結晶

分かり易い様に白背景と黒背景で取りました。ものは同じです。
ベースにしているのは3mm幅の真鍮で、テクスチャの入っている部分が2.5mm幅ですので、実際には非常に小さい模様です。
雪の結晶は六角形が基本構造ですので、六条になります。細かい枝分かれ等を彫ることも可能ですけれども、細か過ぎる図案は実使用に耐えません。すぐにつぶれて見えなくなります。こちらを参照ください。

雪の結晶の印象を保ちつつ、できるだけシンプルにまとめることが必要になりますが、逆に「大きい図案の一部」を切り出したデザインにすれば、より細かい枝分かれなども表現できます。
大きさが分かる様に方眼紙に載せて撮ったものがこちらです。

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