独立と新法人設立のお知らせ

みなさま、いつも応援ありがとうございます。
認定NPO法人PIECESの副代表の荒井佑介です。

この度、私が認定NPO法人PIECESから独立して、新法人を立ち上げることになりました。

新法人の名前は、「NPO法人サンカクシャ」です。(登記申請中)
詳しくは下記リンクをご覧ください。

ここからは、これまでのお礼と独立にあたっての思いを綴ろうかなと思います。

PIECESを立ち上げて、約3年、任意団体の時代を含めたら4年近くになりますが、まだまだ実績がない段階から本当にたくさんの方に応援していただきここまでこれました。
育成した支援者の人数は50名を超え、一緒に活動したボランティアの人は300名を超え、約300名の子ども若者を支えてきました。初年度からたくさんの寄付者と助成財団、協力企業に支えられ、本当に感謝しています。


私は、PIECESの中では、コミュニティユースワーカーの育成事業を立ち上げ、育成のプログラムを作り、既存の支援につながりにくい子ども若者といかにして繋がることができるのか、また彼らとつながった後どうやって居場所を作ったら良いのかなど、現場最前線にいつもいました



組織を立ち上げると、1人ではできない色々なことができるようになりました。
活動に共感して寄付や支援ををしてくれる人をはじめ、一緒に活動するメンバーや手間のかかる事務を担ってくれる人、寄付者や財団、企業とコミュニケーションをとってくれる人、活動の体制を作ってくれる人、などあげたらキリがないですが、本当に色々な人に支えられていたので、私は常に最前線で活動ができていたのだと思います。

これまで本当に目の前の一人一人に向き合ってきたので、正直、社会のことや社会問題のことなどマクロなことに関してはあまり興味を持っていませんでした。


ただ、この3年間は法人を立ち上げ、活動をしてきたので、徐々に使命感のようなものが生まれてきました。こんな仕組みを作りたい、こうしたらより社会は良くなるんじゃないかなど、法人の経営者という立場に変わったことで、これまでずっと地道に活動してきたインプットを総動員して、どういう仕組みを作るべきか考えていたのがここ数年だったような気がします。


そして、今年30歳になります。(平成元年生まれです。)
ずっとどこかに自分の組織を作ってみたいという気持ちがありました。
自分が「これだ!」と思うものを掲げて、人生をかけたい、そう思うようになりました。
最前線で活動する中で、自分なりのやりたいこと、解決すべき課題やミッションが見つかりました。
その思いで立ち上げたのが、「サンカクシャ」です。


これからどんなことをしていくかは、改めてまとめようと思いますが、サンカクシャに込めた思いを少しだけ。


孤立した子ども達とどう出会うか。これにこだわって支援を続けてきました。
その一つの結論は、支援臭を出さないで、いかに子ども若者が来たくなる人や場所を作れるか、かなと思っています。

それを体現したのが、専門職ではなく、子ども若者にピアで寄り添うコミュニティユースワーカーですし、学習支援などではなく、ゲームを作ったり、スポーツをしたりといった、趣味や興味関心で大人と子ども若者が集まれる場です。
こうした支援とは一見見えない場を作ることで、これまでつながりにくかった子ども若者がつながってきたことに関しては一定の手応えを感じています。


こんなことをずっと試行錯誤してきたのですが、子ども若者に「支援」を先に届けるのではなく、社会参画の機会を届けることで、子ども若者が元気になり、意欲がわき、その先に、困難を乗り越えようとする意思がわき、支援につながっていくのではないかと思っています。


また、これまでの活動から、「何か手伝いたい!」という大人にたくさん出会ってきました。「何か手伝いたい!」という大人がもっと子ども達と出会える仕組みを作りたい、そうすればもっと子ども達に、多様な機会を、人との出会いを提供できるのではないかと思いました。


子ども若者の社会参画の機会をたくさん作りたい、そしてもっとたくさんの人にこの支援の楽しさややりがいを伝えて、こうした活動に参画してほしい、そんな思いからサンカクシャと名付けました。


私が管轄していた豊島区での活動などは今まで通り、行なっていきますが、サンカクシャとしてこれから活動は一新して、より尖らせた活動を作って行きたく思っています。


みなさま、ぜひ応援よろしくお願いします。今いくつか計画中のものがあるので、また改めてお伝えします。


そして、最後に、PIECESのみんなへ。

おそらくPIECESのメンバーには色々と迷惑をかけたと思います。
衝動で動くことがほとんどですし、(まあいぶきさんもそうなので、他のメンバーが一番大変だったに違いない。。)こだわりもあるし、気に入らないことはすぐ言うし、、でも、対話を重んじるPIECESだったからこそ、自分の改善点はすぐに振り返って、みんなと話し合うように心かげてきました。そのおかげで少しは大人になれた気がします笑 
そんなPIECESの文化やメンバーは大好きでした。

「やっていく方向性は違うが、このメンバーのことは好き」
この感情があったから、今回の結論を出すのに1年近くかかったのかなと思います。

そして、みんなと一緒に活動できたからこそ、今があるのだと思います。
本当に感謝しています。


これからは別の団体にはなりますが、今までの活動をベースに、それぞれの良さを生かして、お互いに新しいより良い活動を作っていきましょう!


PIECESを応援してくださったみなさま、突然のご報告で大変申し訳ないですが、これを機に、両団体ともより良い活動に発展させていきますので、両団体ともまた引き続き応援していただけると嬉しいです。


サンカクシャへの参画もぜひぜひお願いします!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?