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OCG's Cool Deck #02.5 遊戯王、ライディーン出してるだけで勝てる説

デッキ名が長い!

このシリーズでは自分が遊戯王公式サイトで発見したカッコイイデッキを紹介します。前回の記事はこちら。

【召喚獣】は《召喚師アレイスター》を素材とする融合モンスター群です。「ブースターSPスペシャル-フュージョン・エンフォーサーズ-(2016)」での登場以降、その圧倒的な汎用性と安定感により常に環境に存在感を残してきました。

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しかし、面白く使うのって意外と難しくないですか?

その最大の要因はなんと言っても《召喚獣メルカバー》の圧倒的なパワー。せっかくギミックを工夫したのに、コイツだけで勝負が決まってしまう……というような声がそこかしこで聞かれます(自分調べ)。

今回はそんなメルカバー1強の召喚獣学会に提唱された新説を紹介します。
その名も「遊戯王、ライディーン出してるだけで勝てる説」。

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引用元:遊戯王OCGデータベース/デッキ一覧

そう、このデッキにメルカバーは入っておりません。エクストラを埋め尽くすはライディーン

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ラァァァアアアアイ、ディィィィィィィィィン!

ではなく、《召喚獣ライディーン》です。
風属性の召喚獣であり、《月の書》を内蔵しています。

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その強みはなんと言っても取り回しの良さです。召喚獣はもともとアドバンテージ面が優れていますが、このカードはノーコストで妨害を打てるため純粋に相手のリソースを削ることができます。もちろん攻めにも使えます。

またレベル5であることから《簡易融合》に対応していたりシンクロ、エクシーズ素材としての使い方も。
特に《発条装攻ゼンマイオー》とのコンボは脱帽モノ。

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Wikiに載っていいレベルでは? 

《重力の斧-グラール》を利用したロック、《つり天井》での全体除去などシナジーカードが詰め込まれています。やはり裏守備のシステムは面白い。

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また、《デスピアの導化アルベル》周辺のカードが融合モンスターサポートで採用されているのが特徴的です。

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どれも強力ですが、欠点を上げるならライディーンが立っていること前提のカードであることでしょうか。アルベルが棒立ちになるのも気になるところです。

一方、ライディーンの素材の風属性にはスピードロイドが選ばれています。

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以下デッキコメントからの引用です。

EXデッキからは基本ライディーンさえ出していればいいので、使用するターン融合召喚しかできなくなるメガロイド都市や烙印開幕を気兼ねなく使えます。メインの動きとしては
召喚師アレイスター通常召喚、召喚魔術サーチ
メガロイド都市でアレイスター破壊、SRベイゴマックスサーチ
モンスターがいなくなったのでベイゴマックス特殊召喚、SRドミノバタフライをサーチ
召喚魔術でベイゴマとアレイスターを素材にライディーンを融合召喚
ドミノバタフライのP効果でベイゴマを回収、
召喚魔術の墓地効果でアレイスターを回収
となります。

ライディーンはスピードロイドの風属性縛りと、《メガロイド都市》の融合縛りを同時に満たせるということなんですね。
《メガロイド都市》は全てのスピードロイドをサーチできる反面、シンクロモンスターを出せなくなる致命的なデメリットを抱えています。ある意味ではその択として《召喚獣ライディーン》が選ばれているとも言えそうです。

また引用展開の通り、《メガロイド都市》はアレイスターをコストにすることで《召喚魔術》の墓地融合によってアドバンテージを得られます。

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そして素材となったモンスターが除外されることを《SRドミノバタフライ》でメリットに変換しています。これでスピードロイドのみならず《朔夜しぐれ》《怪粉壊獣ガダーラ》を拾えるのがテクい。

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アレイスターを墓地に送る手段は《憑依覚醒-ラセンリュウ》もまたその一つです。

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以下引用です。

ラセンリュウは残ったモンスターの処理、貴重な除去、融合縛りも風縛りも受けない、レベル5なのでランク5に繋げられる、といった、かなり重要度の高いモンスターです。

ここには書かれていませんが、ラセンリュウでサーチできる《風霊術-「雅」》は地味に優秀な除去罠です。ライディーン、ラセンリュウ、風霊術で都合3回の妨害を容易できるのはコンパクトかつ強力。

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おわりに。

召喚獣を、ある種「征竜」のような属性強化として使うのは、むしろ本来の使い方のはずなのですが、今では珍しい使い方になってしまいましたね。

ただしこの手のデッキには共通する大きな欠点があり、先に少し触れましたがアレイスターにアクセスできない場合の動きがどうしても弱くなります。

もちろん《テラ・フォーミング》《暴走魔法陣》《メタバース》と一定枚数は確保しているのですが、引けない時は引けません。
《融合徴兵》等の融合サポートでもサーチできますがテンポが悪く、ダブつくリスクも生じてしまいます。

ここの解決はどこまで召喚獣に寄せるか、幅を持たせるかの意識によりそうですね。

ところで今回はナンバリングを #03 ではなく #02.5 としました。
理由はこの記事シリーズで毎回同時に投稿することにしている動画の方の制作が間に合わなかったためです。

調子のってごめんなさい。

注:本記事で使用されたカード画像は一部を除き遊戯王OCGデータベースの個別カード記事から引用しました。

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