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日刊デッキプラモ最終回 No.52 溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム

この記事はデッキのカードを1枚ずつ紹介するシリーズの五十二日目です。

最後のカードを除いてハイランダー構成の40枚デッキなので、EXデッキを含めて53番目の記事でデッキが完成することになります。

今回でカード紹介は最終回になります。
明日は総括記事です。

本日のカードは《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム/Lava Golem》です。

このデッキのスタートは「先行制圧にも勝てるデッキにしたい」でした。
そこから召喚権を使わない《黄泉ガエル》と彼岸に目をつけました。

ADSの野良で遊戯王をやっていたので環境や環境外ソリティアデッキと当たることが多く、普通の強めのファンデッキに限界を感じていたのでこういうカードに頼ることにしました。

ラヴァゴは難しいです。
強いカードですが使えない場面だと途端に弱くなります。

壊獣と違うのはアドバンテージ的に負けていないところで、2除去1送りつけ1消費で等価交換になっているので妨害がない場面でも1除去になります。

悪魔族・星8なのでオクトロスや《ダーク・オカルティズム》でサーチできますが、オカルティズムでサーチするのは弱いです。
まず手札が2枚減る上に、妨害を潰す目的なのにオカルティズムは手札コストがあり妨害に弱いという矛盾があります。
なのでこのカードを使う上では《闇の誘惑》や《手札抹殺》のような、妨害を受けづらく、またラヴァゴを見せることもないドロソが合っていると思います。

3積みしているカードは後攻では3割以上の確率で引くことになり、そのため多くのゲームでは1ターン目の召喚権をこのカードに割きます。
必然にデッキの初動を召喚権を使うカードにするわけにはいきません。

こうなった時、考えられるのは「召喚権を使わない初動にする」か「1ターン目に動かない」かのどちらかです。
このデッキは彼岸で前者を、《スケープ・ゴート》や攻撃反応で後者を担わせています。
こうしたデッキのスピード感を把握するのは勝つ上では重要です。

邪悪霊で蘇生できますが蘇生制限を満たす必要があるので相性が良いとは言えないです。邪悪霊を長い間入れなかった理由でもあります。
満たしていなくても回収効果のトリガーにはなります。

盤面にしか触れないため、ドライトロン、エルドリッチのようなリソースが強烈なデッキや、閃刀姫のようにそもそも1体しかモンスターを出さないデッキには非力です。

打点のあるバーンカードなので《妖竜マハーマ》は一考です。
ただチューナーを絡める都合でEXとメインが足りず今はボツにしています。

こんなところです。
こういうカードを軸にすると格上相手にも勝てる可能性が残って構築のしがいがあります。
逆にデッキコンセプトによっては絶対に勝てないマッチアップが発生することがあって、マスターデュエルのような環境で戦うデッキを作るのは難しいなあと思います。

以上。

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