リアルサンリオ男子になるきっかけを振り返る
「サンリオにはまるきっかけは?」
仲のいい人しか言ってないけどたまに聞かれるやつ。
1人の男性がサンリオにはまる歴史をさらっと書いていこうと思う。
初ピューロは12歳 シナモンとの出会い
はじめてのピューロランドは12歳です。
ボクのクラスは仲が良くて小学校の卒業後にみんなでお別れ会をやろうということに。
小学校卒業お別れ会の会場がピューロランドの館のレストランでした。
かなり前の話なのでかなり記憶が曖昧ですが覚えていることは2つ。
覚えていることの一つは、卒業したら別の学校にいく初恋の女の子に告白して玉砕した記憶。お互いの最寄りの駅が一緒なのでそのあと結構会うし、同窓会でも何回か会ったんだけどね笑。
それはおいといて。
覚えてることの二つ目はシナモンの登場。
館で何をやったのか覚えて無いのだけどシナモンが出てきてくれたのは覚えてる。
自分のまわりは小学生男子。当然反応はいまいち。
「なんでサンリオなんだよー」
「仮面ライダーだせよー」
そんな環境のなかでシナモンを見て「え?かわいい…」と思ったのをはっきりとおぼえています。
でもまわりはブーブー文句をいう小学生男子。
「いやいやかわいくない?」とは言えず。なんとなくまわりに合わせて「誰だよこいつー」とか言ってた気がします。
本心と口から出る言葉の矛盾になんかもやもやしました。
今思うと可愛いモノ好きなのはこのシナモンから始まっていると思います。
隠してきた中高大学生 リラックマ期
中高は男子校(厳密には別学)だったのでまわりは男だらけ。
これもまた可愛いモノという気持ちを外に出すのにはあまりよい環境では無かったです。
ここでリラックマにはまります。でもかなりこっそりやってました。
だらだらした性格も好きなのですが、黄色ベースなので持っていてもそこまで変じゃない。
男子学生にとってピンクや白は目立つけど黄色や黒ベースならそんなに目立たない。
そして大学生になって一人暮らしをはじめると自由度が増えます。
親や妹を気にする必要がないので部屋にリラックマグッズが増え、大学生ではぬいぐるみを結構おむかえしてました。
LLサイズのリラックマはもう手放せない存在になり、卒論のストレス解放の強い味方でしたね。
とはいえ、理系の大学で男ばかりだったので、この時点で大学の本当に一部の仲のいい友人だけはその趣味を知っている状態。
親には特別何も言ってはいませんでした。
このあとに事件が起きます。
引っ越しがあったのですが、引っ越し代を浮かせようとして業者を呼ばず両親と自分で引っ越しをしました。
引っ越しの際にもうクッタクタになったぬいぐるみを母が捨ててしまったのです。
かなり感情的にくるものがありましたが、そんなに悲しかったり怒りはありませんでしが。むしろ自分のその趣味に対してとくに嫌な顔をすることもなく、あくまでカビやダニなどを心配して処分するという姿勢のほうがおぼえています。
仲の良かったぬいぐるみ達とはお別れになってしまいましたが、可愛いモノ趣味を見てもいつも通りの態度でいてくれる母にほっとしました。
社会人でピューロ再来 年パデビュー
そんなこんなでぬるぬる可愛いモノ集めたりしてました。
そんなある時、女友達が「リラックマ好きだしピューロランド近いんだから行こうよ。絶対はまるよ?年パス1万円だよ?」と誘われました。
そして小学校卒業以来ぶりにピューロランドへ。
まー楽しかったですね。一緒に行く相手はキャラもダンサーも好きなオタクだし、まわりもサンリオ好きな人だらけだし。
隠すとか負い目を感じる必要が一切無い。開放感に似た感覚。こころのオアシス。
「Omoiyari to You」を見て感動し、キャラクターとふれあって癒やされ。
年パスも安い、家から近い、そして心のオアシス。
そこからはトントン拍子。
再来から2週間もしないうちに年パスを買い、1ヶ月後ぐらいからは一人ピューロ。
そこからオタク人生がスタートです。
キャラオタやダンオタをやりつつ、最近は「かわいい」や「おもいやり」について興味を持って、理系なのに倫理学や美学、哲学、心理学なんかを趣味で勉強だしました。
サンリオに関係ないことを呟いているのも、実はサンリオがルーツで興味をもったからというのもあります。
つまり、まわりにサンリオ趣味で気持ち悪いと言われるとか、そういう苦労なくここまできました。
それはとても恵まれていたと改めて思います。
サンリオオタクを振り返ってみて
何かを好きになるというのは100人居れば100通りだと思う。100通りのバックグラウンドが、歴史があると思う。
自分史を振り返ってみるとわかること。
ピューロランドで出会ったのはかわいいキャラクターとかっこいいダンサーさん。でもそれだけじゃない。
そこで出会ったのは新しい自分と最高のお友達。
自分も知らない秘密の扉を開けてくれたのは小学6年生の時に出会ったシナモンでした。
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