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【音楽】2019年 麻生的ベストアルバム

もう2019年も1ヶ月を切りました。

ということであそうさんが選ぶ2019年ベストアルバム
(2019年発売では無くて、2019年に買ったり聞いたアルバムです)

こうみえて実は音楽は好きで、CDは一時1000~2000枚ぐらいあって、借りたのとか含めれば2万曲ぐらい聴いてるんじゃいかな?
(学生の頃に金策でCDは売ってしまったのでいまは500~1000枚ぐらい…泣)

量が多ければいい物では無いけれど、CD1000枚10000曲を超えると、量が質に追いつくなと言う持論があるのでそこそこあてになるのではと思っています。

CD多すぎてしまう場所がない、同じアルバム買ってしまう、ジャケットで選んで後悔するけどやめられない、めっちゃ好きなバンド見つけたけど知ってそうな人も紹介したい人も見つからない…みたいなアルアルはやっぱCD1000枚のライン超えないとなかなか共感えられないよねー。

まぁそんなことはさておきまいりましょう

麻生的2019年ベストアルバム

あそさんが2019年に聞いたアルバム7選+1枚

5枚ぐらいにしたかったのですが選びきれなかったので7+1枚です笑

[バンド名/アルバム名]

アコギを駆使するイギリスのシンガーソングライター

[Jon Gomm/Secrets Nobody Keeps]

イギリスのシンガーソングライターで、1本のアコースティックギターで、ドラム、ベース、主旋律等の音を同時に演奏してます。

初見でみたときすげえええ!!!ってなりました。
ギターのボディをたたいてスネアドラムのような打音を出していく技を繰り出しながら曲が進行していきます。さらに、演奏中にペグをいじってますよ。ペグを。

しかも歌うんかい!!!エフェクターのきいたアコギと声がまぁ癖になる。

見た目も楽器も世界観から引き込まれる。鉄器時代の音楽を再現。

[Heilung/Futha]

新しい時代には新しい人の感情があって、そこに新しい音楽があるものだけど、これは逆。

鉄器時代の音楽を再現。楽器は人骨や青銅器。水の流れる音や金属音が音楽。歌も古典的な音楽理論など感じさせず、当時の北欧の儀式的な世界観が見て取れる。

キリスト教や西洋の色が感じられないのが良い!なんだこれめちゃくちゃいい!

いまの音楽はどれもバロック音楽からはじまる西洋の音楽理論がもとにあるけれど、そういったものが感じられない世界観。ペイガンとも違う。

デンマークのアーティストで、もちろん北欧に行ったことも無ければそういった知識も無いのに感じてしまう。世界観に引き込まれてしまう。言語のフレームワークを超えて脳みそがタイムスリップしてしまう。

バークリー出身の超絶テクニカルハードフュージョン

[Arch Echo/Arch Echo]

バークリー音楽大学出身の5人が結成したプログレッシヴ・インストバンドのアーチ・エコー

ジャンル的にはハードフュージョンかな?

キャッチーさがあって耳障りがとてもよいうえにアップテンポで爽やかささえあるのにプログレッシブかつ超テクニカルギターめちゃくちゃ弾きまくってます。うますぎます。BANDCAMPで即購入。

こういう変態テクニカルなのにキャッチーさも残してます!みたいなのが大好物でして。4/4拍子に戻れなくなるね。

蒙古襲来!モンゴル産匈奴ロック

[The HU/The Gereg]

2019年に話題になったモンゴル産のロックバンド。
完全に目新しさで選んだでしょと言われると否定できないけど…聞いてすぐ買いました。

馬頭琴にトブショールといった民族楽器、モンゴル独特の歌唱法ホーミー。
民族音楽とロックって最高じゃん?

僻地の音楽好きなんですよね僻地。まったく自分と先祖や民族、文化の違う人達の音楽ってすごい面白い。やっぱ違う人達には違う考えがあって、それが音楽を通じて脳みそを刺激する。

そういうのって色物だから目新しさでだいたい一枚目のアルバムはよく聞こえる。次のアルバムに期待ですね。

アフリカはチュニジアの中東風メタルバンド

[Myrath/Shehili]

チュニジアのメタルバンド(現在はフランスで活動中)。

個人的にバンドの出身地というのはすごい重要視していて、やはりそこの生まれの色がでるからです。

寒い国のメタルは酒に溺れてるので面白いです。
暖かい国のメタルは薬と暴力が蔓延してるので面白いです。
キリスト教の国のメタルはキリスト教と土着の宗教が揉めてるので面白いです。
多民族国家のメタルは民族問題抱えてるので面白いです。
貧乏な国のメタルは治安悪いので面白いです。
気候が安定してきて地政学的に平和で民族や宗教が統一されている国の音楽は面白くないです。どことは言いませんが。

さてチュニジアですが北アフリカにあって、アフリカにはありますが地理的にヨーロッパに近い場所にあります。また民主運動なども起こっています。ね?面白そうでしょう?アフリカとヨーロッパの中間みたいな場所で、政治的な運動もある。

音楽性ですが非常にキャッチーで、聞きやすいように売れろ路線に寄せている感じがあります。アラビアンの風味を乗せたらなんかうれそうでしょ?ぐらいの感じ。実際に民主化運動のせいで一時期活動を制限され、それによる葛藤なども音楽に落とし込まれています。

政治的な運動による葛藤を安易に暴虐的な音楽には乗せず、キャッチーでアラビアン風な音楽に仕上げたところに好感度がありました。

北欧のメロスピに外れ無し!ドラゴンジャケの様式美!

[Twilight Force/Heroes Of Mighty Magic]

ドラゴンのジャケットは当たり外れが多いから…とかける。

1曲目の疾走曲でガッツポォォォォズ!!!!!!

北欧の広大な大地を駆け抜ける馬、杖とローブと耳長白髪、光る石…これでいいんだよ北欧メロスピは!!!

下手にテクニカルにしたり、めちゃくちゃ作り込みました感。いらん。ノクターナルライツも同じ路線で今年聞いたんですけど彼らはうまくなりすぎた。S級なのよ。そうじゃない。

その点トワイライトフォースさんは華奢で細いボーカルときらびやかシンセ、くさいメロディギターソロの疾走曲。これぞ様式美

めちゃくちゃいいのにS級にはなりきれない絶妙なダサさ!

2016年に発売でこれ出せるか?平成も後期になっていまだにドラゴン乗って駆け抜けてんだぜ?ガッツポーズだろ?

お下劣×同性愛。暴虐変態タマキンメタル

[Infant Annihilator/The Battle of Yaldabaoth]
PVにはかなり下品な表現が含まれているので注意!!!

イギリスのテクデスバンド。PVはかなり下品な表現があります。
聞いたアルバムはこのPVではないんですが、このPVはバンドを象徴するものと感じたので。このPVもFacebookで即削除されたほどの下品さ。

音楽性は、テクデスファンもうなるほどの超絶テクニカル。ドラムとか手足どーなってんだ…7弦ギターからでる低音ぶりぶりギターソロぴろぴろもかなりいいし、ブレイクダウンも超絶好み。

そしてなにより中身が下品。紳士の国イギリスですかほんとに?男と男がだいたい脱いだり腰振ったりしてイチャイチャしてます。新譜のPVではメンバー楽器弾いてない。海辺でわちゃわちゃしてるだけ。タマキンメタルの名はだてじゃない。

そんな中身もあいまってか一部ですごい人気。まぁなんたって生ぬるい音楽聴いてるやつらの脳みそぶち抜くほどの演奏はがちですから。

これぞ神。いきるレジェンド

[Judas Priest/firepower]

説明はいらぬ!聞け!

これがわからぬなら一生わからぬ!!!

2019年ベストアルバムまとめ

鉄器時代あり、テクニカルあり、民族あり、ドラゴンあり、ホモありの2019年。

来年はどんな音楽に出会えるのか、音楽を通して私はどこに通じて、何に触れて、誰と出会うのか。

2020年も楽しみです。

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