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「かかとを鳴らして」の歌詞がここにきて心地良いくらいにグサグサ刺さる件w

なんか見覚えのあるようなタイトルの記事をつい1週間前くらいに書いてたような気もするのだが、まぁこういうのは日替わりだから仕方ないよね(笑)

ということで、この間までは「変わらなきゃ」の歌詞がグサグサ来てた訳だが、この間の「ももクロ春の一大事2022」外周ステージ「きてくんちぇパーク」での動画が拡散されたりしたこともあって、ここへ来て「かかとを鳴らして」の歌詞がグサグサ刺さってきてる。これまでは「季節が巡ったらどこかでまた会えますように」という歌詞が前向きな餞の曲のイメージだったけど、過去を振り切る恋愛の歌詞が今のシチュエーションと重なる部分が多くて、ここに来てガツンガツンとくるのよね(T_T)

楽しいだけの毎日で よかったはずだったのに

あの4/1の発表を見て誰もが思ったであろうこの心境。半月前に23曲95分ノンストップというステージを成し遂げ、これからどこまで進化していくんだろう。と期待していただけに衝撃は大きかった。でも、このまま楽しい毎日が続いていくはずだったのに…という思いはあくまでも一方的だったのかもしれない。で、

いつから どうして私たち
すれ違ってしまったの

のフレーズに続くというね。内容はもの凄く高度なことをやっているのになかなか集客が上手くいかない焦燥感。それはこのご時世だから仕方ない、と思っていたけれども、やはり彼女たちの中では割り切れなかった部分はあるのだろう。

そう、個人的にこの曲の好きなところは、本来のまなみのりさの武器ともいえる三声のハモリを「敢えて封印」して、スタンドマイク2本の二声のハモリ+指先からつま先まで(というか、この曲の場合は「かかとの先まで」というべきか?(笑))神経を研ぎ澄ませたダンスパフォーマンス、という、とんでもなく高度なステージをやっていること、にもかかわらず間奏やアウトロでめっちゃ満面の笑みでダンスしてるところ。これはもっと世の中に知られてしかるべきだと思ってるし、知られていないことにもどかしさを感じていたのもまた事実。

ただただ歌って踊ることが好きで、それを続けられていることが楽しい、というだけの笑みではなかったのかもしれない。それを偽りの笑顔とは言わないが、自分たちを鼓舞するための複雑な思いも含んだ笑顔だったのかも、と思うと歌詞だけでなくそのパフォーマンスにもグサグサと刺さるものを感じる。

今回、まなみのりさを「きちんと終わらせる」という決断をした三人。最後のステージでは満員の観客に包まれて、本当の意味で「心からの満面の笑み」でアウトロを踊りきってくれることを願ってやまない。

そうして、きちんと終わらせる覚悟を決めたからこそ

今でも想い出はちゃんと 綺麗な形してるから
こんなに私はずっと 空っぽのままなんだろう

一年後の自分の姿が見えるようなこの歌詞。

あの日観た景色は色あせてなんかいないよ
泣けるほど愛してた ただそれだけが真実

そんな思い出を胸に生きていくんだろうか…?

いやぁ改めて津久井さん、残酷な歌詞を書いてくれましたなぁ(笑)。まぁ本人もこんなことになるとは思っていなかったとは思うけど。でも、アイドルというのはそれほど長く続けられるとはいえない存在。だからこそそういう時がきた時にも彼女たちには前を向いて進んでほしい、という意味でこの曲を書いたということであれば、やっぱり残酷な歌詞を書いてくれましたなぁ(笑)。

幸せを探すことはやっぱり息苦しい
愛も夢も全部 ごちゃまぜになってしまうよ

ただせめてもの救いは、この曲では迷ってたこのフレーズ。これが後に「Re:start」の歌詞でちゃんと「なにも 諦めることなんてない」と回収されてるところ。ごちゃまぜになってしまう「愛も 夢も」だけではなく「過去も 未来も」。そして「欲張りだっていいでしょ 全部つかまえるんだ」という前向きな歌詞。この曲も津久井さんの作詞。ちゃんと未来に繋がる歌に繋げてくれて本当にありがとうのお気持ちでいっぱいだ。

ちなみに「気が早い!」と一喝されるかもしれないけど、ラストライブの本編トリは今のラインナップなら「かかとを鳴らして」なんじゃないかと勝手に予想してる(まぁ新曲でそれ以上適任が入ってきたらわからんけど(笑))。こういったいろいろ深読みすると複雑な思いはあるとはいえ、前向きに進んでいく、という意味でのメッセージを考えればラストを飾るに相応しい曲だともいえる。

最近のまみりライブはアンコールがない。これについては個人的には評価していて、やるかやらないかわからないアンコールに注ぐ力を本編でやりきってる、と前向きに捉えている。必ずやる予定調和のアンコールはそもそもがアンコールじゃないしね。

で、話は逸れだけどさすがにラストライブはアンコールあると思うんですよ。何ならダブルアンコールも。で、その時の最後の最後の曲が「Re:start」てあって欲しいなぁ…と。ホントの最後は未来に向かって明るく笑って大団円で終わりたい(それでも泣き笑いしてるだろうけど)そんな一番最後の曲は、本編締めの「かかと…」からバトンを渡されて「Re:start」だったら最高じゃないか、と今から語ってるのは鬼に笑われますかね(笑)。


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