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ハゲじぃ悪足掻く(プロローグ)

自分が禿げてきていると気付いたのは。。。
確かまだ千葉県M市の片田舎からはるばる東京日本橋まで通勤している電車の中のことでした。
1時間以上電車に揺られる田舎からの東京通勤ですので、しっかり座ってガッツリ爆睡しながらの通勤が可能なのは喜ばしいことではありますが、今や会社まで1時間弱の生活となって7年以上となりますので戻りたくはないものです。
…と少々話がそれましたが、“ガッツリ爆睡“にミソがありまして…
あれは齢40に迫ろうかという私が、寒い冬の通勤電車のベンチシートに座って天を仰ぐように頭を上げて、まさに公共の場ではこれ以上にない無防備かつだらしない格好で寝ておりますと、不自然に後頭部が冷たいことに気づいてしまいました。
小学校時代からの若白髪で「若白髪は禿げないんだよねぇ」などと言われて禿げるなどとはこれっぽっちも思っていなかったあの頃。
まさかまさかとその日はそんなことなど忘れて仕事に励み、自宅に着く頃ふと朝の忌々しい記憶が蘇ったところで恐る恐る鏡を見ると…

薄くなってんだよコレがよっ!
誰だよっ若白髪は禿げねぇって言ったやつはよっ!

…といったキッカケから私の悪足掻きが始まったのです。

次の展開や、如何に!

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