【6/15土】エベレスティング4回目の挑戦

過去にエレベスティングは3度挑戦しており、
内1回目は失敗している。

コースに選んだのが、三国山(やんばる方面ルート)をチョイスし、
夜戦に突入し、獣の恐怖におびえるという野戦になったわけ。
残り3回くらい登れば完遂できたが、命の危険を感じ撤退したという苦い過去がある。

他2回は下記で達成。
・近所の坂道をピストン
・知り合いがエベレスティングするので便乗

そして今回4回目の挑戦となる。
コースはどうせやるなら一度敗北している三国山だろうということでそちらで。

今回は3時半スタートとなった。まだ外は暗い。
1度上ると430mアップ。距離は5.4kmほどとなるコースだ。

■前日の動き
普通に仕事をし、定時ダッシュで帰宅。
スーパーで食料飲み物を買い出し。
家には20時半にはつき、
食えるだけ晩飯を食った。

うどん、餃子、ごはん、たまご

中々寝付けないので、ワインの炭酸割(リンゴ酢を添えて)を寝酒としてのみ、
気が付いたら気絶していた。

夢を見たが、そこでもエベレスティングをしている夢をみた。
もうやらなくていいのではと思った。

2時半起床。
準備を進める。

本当は3時にスタートしたかったが、睡眠を有線した。
3時に家を出て、現地近くの公園に車を停めた。

■服装
長袖インナー(ワークマンで買った夏用のやつ)
半袖ジャージ
コンプレッソソックス
R×Lの靴下
グローブレス(持ってくるの忘れた)←これめちゃ重要。ないときつい

■食料
梅干し1パック
スポドリ2l
水2l
2RUN
みたらしだんご3本
黒糖のお菓子1袋
からあげ弁当(800kcal)
カロリーメイト的なやつ2箱
レッドブル
缶コーヒー
おにぎり4つ
食パン
はちみー

少々足りない感もあるが、最悪自販機で飲み物からカロリー補給する狙いで。
(結果的にこれは絶妙に足りたが、もう少し増やしてもいいかも)

■睡眠時間
以前自分がエベレスティングしたときのstravaのログが残っていたので
読んでみたら、4時間睡眠でも意外といけたとあった。
今回も同じような感じだった。

如何せん1日の明るい内におわらせようとすると、
朝早く出ないといけない。
社畜にとってつらいところだ。

■スタート~5本
様子をみながら、1本あたりどのくらいかかるかをみながら走った。
登りだけで25~27分くらいかかり、
下るのに9分かかる。

1往復するのに30分ちょい足が出る感じ。
計算が若干しずらいなとは思ったが、
カウント自体はしっかりと最後までできたのでよしとしよう。

まだまだ元気なので、5本程度では疲れは感じない。
5×430m = 2150m

それでも2000mオーバー登ったことになっている。

ちなみに往復回数は21回しないといけない。
配分の考え方としては、

5回→休憩→6回→休憩→5回→休憩→5回→終わり

だった。
後に22回必要になることを後半思い知ることになる。

■6~11本目
平均パワーについて一つ決めていたことがある。
3.5倍維持。

とある方のトレーニングの考え方で算出した計算に当てはめた結果、
最低3時間だったか5時間の間このくらい出した方がいいよという記事を読んだ。

それがもとになっている。
だいたい半分まで3.5倍でいければ、その条件をクリアすることになるため、
延々と指定パワーを維持した。

この日の体重はおよそ60kg。
3.5倍は210w必要だ。

どうせ虚無るエベレスティングチャレンジだ、何か明確なノルマを設定した方が
やる気も出るというものだということで設定した。

10本超えたあたりで結構きつかった。

11本目が終わったのは確か11時半くらいだったか。
終わらせて長めの昼食タイムをとる(30分くらい)

■昼食
もう夏かと思うくらい暑かったので、車のエアコンMAX。
クーラーボックスに弁当を入れてきて正解だった。
今年は何かとキャンプやらしたいと思い買っておいたのがこうをそうした。

だるさ的にはめちゃくちゃしんどくはないけど、足に熱をおびはじめてきたなー
といった感じ。

折り返しを超えたことで、精神的にはかなり楽になった。

1回目挑戦したときはとにかく休憩時間が多かったし、回数も多かった。
その反省をいかして、最低限の休憩回数にとどめたのはナイス判断だった。

■12~17本目
14本目をすぎたあたりから3.5倍どころか3倍もでなくなった。
2.7~2.9倍あたりだろうか。

1往復するたびに、自販機で500mlの飲み物補給をする。
最初はビタミンCできな炭酸、ジョジョに水や麦茶、お茶へとかわった。
カロリーよりものどの渇きを潤したい一心。

500mlといえど、一瞬で飲み干してしまう。
ここで2本飲んだりはあえてしなかった。

飲むと重くなるし、気持ち悪くなるという判断。
これもいい判断だったように思う。

1つ不満があるとするなら、スポドリが売ってなかったこと。
コカ・コーラの自販機もあったのだが、なんと小銭を入れる口がガムテでふさがれていたのだ。
故障中なのかいたずらなのか何なのかはわからない。

アクエリ飲みたかった・・・。

17本目を終えたころには、獲得標高7000mを超えている。
こえて・・・おかしい。

サイコンを確認すると
本来なら

430m×17回で、7310mのぼっているはずが、
7000mフラットくらいにしかなっていない。

どうやらガーミンさんはスパルタのようで、
strava上ではいっぱい登っているようにみせて、ガーミン上では低い数字をだす仕様のようだ。

エベレスティングの条件は、あくまでstravaのセグメントをもとに算出されている為、
サイコンの値ではなく、セグメントを登った回数から算出される獲得標高でみている。

この条件を知っていはいるとはいえ、なんだか気持ちが悪い。

ということで22回上ることが決定したのだ。

正直もうこのあたりから今回失敗してもいいかと思えた。
翌日仕事も早朝からあるため、正直帰りたかった。

予定では18時前には終わらせるきでいたが、時刻は4時を過ぎていた。

■3度目の大型休憩
とはいえカロリーが足りないと感じてきた為、
最終休憩として、買ってきた食料をたべられるだけ食べた。

腹6分目くらいにはなった。
足がしんどいのはしんどいのだが、
どちらかといえば膝が痛いような痛くないような感じになっていた。

故障するほどではないのが救い。

この時点でどう考えても7時半は超えるなーと覚悟を決める。
あと問題なのはライトをつけるタイミング。

極力軽装でいきたいので、ぎりぎりまでライトはつけないでおいておきたかった。

■18~21本目
ここまでくると1往復するたびに自販機で何か買って飲むのが当たり前となる。
前半は2回上って1小休憩の間隔だった。

ありがたいことにチェリオの自販機があった為、1本100円という格安で飲み物が確保できたのは
本当にありがたい。

20本目あたりで大分あたりが暗くなってきた。
22本まであと2本だし、安パイで一度ベース地に戻るというのが安定だったが、

少しでも気が楽になればいいなと、
日の入りぎりぎりで21本目を登った。
途中カモシカに吠えられたりもした。
こいつら吠えるんだ・・・。

今日何度カモシカみたかわからないくらい見た・・・。

山頂につくとまあうっすらとは道が見える。

一応21本でエベレスティングは完了となるが、
保険の為、もう一度登ることに。

ただし、もうこの時点でもう1本フルで登る気はなかった。

獲得標高は8600mくらいでとまっており、
フルでいくと9000mになる。

次の日仕事があると考えると、
無駄に時間を使ってられるほど余裕もなかった。

サイコンが8848mを超えたら降りようと考える。

とりあえずライトを取りに車へ。
戻る際中ぱらぱらと雨粒があたるのを感じた。

確か夜7時から雨の予報だった。
予定では18時に終わる気でいた為、予想外。
土砂降りになる前になんとしても終わらせたい一心でライトを取りに戻った。

■22本目

ライトを装備し、スタート。
サイコンが8848mを記録するのを今か今かとちらみしながら走る。

三国山に入山し、何個かコーナーを抜けたあたりでフィニッシュ。

上まで登らず即Uターンを決め、
本降りになる前に急いで車へと戻った。

■撤収
急いで車に自転車を積みこんだ。
とてもおなかがすいたので、残っている食パンを2枚むさぼる。

そうしていると雨が本降りに。

狙ったかのように振ってきた。
ぎりぎりセーフで本当によかった。

帰宅後、ブロンコビリーにでもいって暴飲暴食しようとしたが、
営業時間的にあまり長居できなさそうなので断念した。

センブンで蒙古タンメンとおにぎり、お酒を買って優勝した。

いろいろ食べたり飲んだりしたから体重そんなに減ってないとは思ったが、
何と56kg台になっていた。
冒頭でも言った通り、60kgだった。
ほとんど水分の消失からくる数字とは思うが、これには驚いた。

減量の一環としてありか?と思ったが、正直もう二度とエベレスティングはやりたくない。
社畜にとって自転車でまる半日以上乗っているのは精神的にきついと感じる為、おすすめしない。

時間に余裕があるならぜひチャレンジしていただきたい。

■エベレスティングをやりたい人に向けて
・できれば仲間内でやろう(フルで付き合ってもらわないまでも、一時的に走ってくれる仲間がいると気がまぎれる)
・飲み物は自販機あればどうにでもなる
・食料は多いに越したことはない
・梅干しはまじでおすすめ
・グローブは必須(汗をぬぐえない)
・パワーは3倍以下だと最後まで垂れないカモ
・コースはコーナーが少なく、下りやすいコースがおすすめ
・明るい内に完結できるタイムスケジュールで動くこと

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