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Teenage Solution 佐藤優樹卒業スペシャル

モーニング娘。’21のライブを映画館で見てきた。
様々な感情を抱いて、迎えた今日。

ライブを見終えた今の私は、好きな音楽をたくさん聴くことができて高揚している一方で、疲労感でぐったりだ。

2時間半、彼女たちのその目から、歌から、ダンスから、、今の私たちを一瞬も見逃すなと言わんばかりに、次から次へとパフォーマンスを浴びせてくるもんだから、そのエネルギーを受け止めるのに、こちらもかなりの体力を使った。メンバー全員に、フルボッコにされて帰ってきた感覚である。

私は、モーニング娘。の楽曲が好きだ。音楽の良さというのは感覚的なものでしかなく、インストを聴いているだけで気分が良くなるのだから、好きに理由はない。その好きな音楽にのせた、メロディーに魅かれ、歌詞に共感し、その時代の歌い手の声に魅了され続けている。

モーニング娘。は、メンバーが卒業と加入を繰り返す。一人ひとりは日々メキメキと成長している。だから同じ曲であっても、聴くたびに違う曲となる。歌もダンスもまだまだ安定しないメンバーがいたり、完全に仕上がっているメンバーもいる。そのアンバランスさが作り出す魅力もあるのだが、現在のモーニング娘。は14人ひとりひとりが、自分史上最強の状態に仕上げてきていて、バランスがよく、完成されていた。

少し前までの歌割は、いわゆる歌唱メンバーといわれる数人が、曲のほとんどを歌っていたが、今のモーニング娘。は全員にソロパートが均等にある。ダンスだって、全員がそれぞれにスポットを浴びてパフォーマンスしている。これは、彼女たち自身で積み上げてきたものだから、自信をもってパフォーマンスして魅せてくるわけで、こちらはその漲る熱量を受け止めるのに必死だったわけだが、そのおかげで満足度は非常に高かった。

ただ、「今のわたちたち、どや!!!!」とバチバチにキメてくる彼女たちのライブを、純粋に「楽しかった!最高!」で終わりたいのだが、やはり卒業コンサートだから、違う思いもしっかり残る。

佐藤優樹は、つんく♂楽曲にとことん向き合い、その楽曲のメッセージどう表現するかをずっと考えてきた。思っている声がでない、ダンスのちょっとしたニュアンスが曲と合わない、楽曲と関係ない仕事がある、、など、悩んでいそうな時期もあったが、彼女はあきらめなかった。その結果、唯一無二の表現者となった。そして、ステージに立てることへの感謝の気持ちも、もっている。その想いは、自分でお願いしたという衣装のデザインに込められていた。そんな天才的な発想ある?!と、こちらを驚かせてくれた。

オープニングから彼女たちの圧巻のパフォーマンスにバンバン殴られ続け、最後に佐藤優樹からおもいきり背中をバシーンと叩かれて、いってこい!と言われた気分だ。

大人になってからもまだ勉強は続く。今しかできない私がしたいことをする!!正々堂々とする!!

同じ時代に、彼女に出会えたのだから、彼女からのメッセージをしっかり受け取り、私は私の人生を歩んでいきたいと、強く思う。

素晴らしいライブだった。モーニング娘。ありがとう!!

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