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おかげさまで「断捨離」成功しました

毎年、正月が終わると、前年を振り返る。
昨年の反省を踏まえ、今年こそは!と、新年の抱負をあれこれノートに書きだしてみるも、だいたい2月には忘れている。これも毎年恒例だ。

そして、たいした挑戦もしないまま1年が終わり、のほほんと正月を過ごし、昨年も良い1年だったが、今年はこんなことをしてみよう!とまた意気込む。お気楽なものだ。なんとも恥ずかしい大人になってしまったが、これが自分である。

しかし、今年は違う予感がしている。2022年、特別大きな転機を迎えるわけでも、やりたいことに溢れているわけでもないのだが、きっと叶えたいと思うことを、叶えられそうな期待がある。

それは昨年、「断捨離」を達成できたからだ。「モノを減らしたこと」と「増やさなかったこと」で、驚くほど内面的な変化があった。

正直、「断捨離」は何度も何度もやってきた。でも結果として、結局モノに溢れて、部屋は散らかり、振り出しに戻っていた。

それが、8月にはじめた「100日間服を買わないチャレンジ」は、なんなく達成。10月にはじめた「project333」への取り組みは、限られたお気に入りの洋服だけで生活する楽しさを覚えることができた。12月に入って、多少の洋服は購入したが、もう大丈夫。リバウンドすることはないと言い切れる。この半年で、ものの考え方まで変わってしまった。

18歳のころから、部屋に溢れる洋服を前に、「着る服がない」「全然私はオシャレになれない」と落胆していた悩みも、徹夜して大掃除に明け暮れた毎年の疲労も、この半年であっさり解決してしまったのだ。

自分に合う「断捨離」を知れたことがよかった。私には「トキメク」とか、「服は○○着あればよい」とか、「持っているアイテムを書き出す」などの方法は合わなかった。

「今、使うか使わないか」これだけを指標に、断捨離を進めたのだ。あらゆる思い入れや言い訳は排除し、「今から3か月以内に、これ、使いますか?」を自分に問いかけ続けた。

洋服に関しては、project333が合っていた。1シーズン(=3か月)を33のアイテムで暮らす。それだけのことである。季節外のアイテムはしまっておく。つまり、衣替えをちゃんとする。ただそれだけのことである。そこに数の制限をつけただけ。ハードルが低いおかげで簡単に進めることができた。ファッション誌の着回しコーデ特集を作っている感覚で楽しかった。しかし、1シーズン100以上ものアイテムを持っていた自分には驚いた。

スキンケアやコスメに関しては、ストックがありすぎた。すべて使いきるまで、新しいアイテム買わないと決めた。今は、1つ1つのアイテムが、絶対に好きなもので、よく使うもので、効果を感じているものだけが残っている。

モノを買うこと、幸せになれることは=(イコール)ではない。
選択するストレスや、片付けというストレスが伴う。
そのストレスがなくなったことの喜びも感じているが、それ以上にお金が貯まった。使わないのだから当たり前だ。今までいかに浪費をしてきたか痛感したが、お金が貯まる喜びをちゃんと感じられたのも大きかった。

洋服やコスメを皮切りに断捨離を進めたら、いつでもどんなときでも、自分にとって大事なことが見えてきた。そういう考え方をする習慣がついてきたと感じている。

だからきっとこの1年も、自分にとって大切なことにだけお金と時間を使えると思う。細かく1年間の抱負を表明する必要もなくなった。そもそも私はそれができるタイプの人間ではないが、その時々の最善を選択できるマインドを持っていると思っている。

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