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【キャリコン】論述対策に悩んでいる方へ...模試8点からの合格

国家資格キャリアコンサルタント試験で、論述試験が苦手。。。という方にぜひ読んでもらいたいnoteです。


どっちの団体にするか問題

キャリコンの試験団体の特徴が出るのが【論述】なのではないでしょうか。

●キャリ協:「事例記録」を使用。来談目的・キャリアコンサルタントの意図、クライアントの問題、面談の進め方の方針が問われる
●JCDA:「逐語記録」を使用。応答のふさわしさ、クライアントの問題、今後の展開が問われる

キャリアコンサルタントの協会や試験団体の違いは?試験や講習はどれを選ぶ?

クライアント(相談者)の抱えている問題を正しく把握し、CLの気持ちに寄り添って今後の面談の展開を考えられるか、ということが問われるので、両団体が受験生に求めていることは基本的に同じです。

ですが過去問を見て貰えばわかると思いますが、論述試験の問題とか解答方法はけっこう違います。

特に試験団体へのこだわりがなかった私は、それぞれの過去問を解いてみて、自分に合ったほう、というかJCDAのほうが大変そうだったのでキャリ協にしました。

「大変」とは? JCDAのほうが設問が多いことです。「時間内に全問書ききれない!」という体験談を聞いたこともあります。文章を組み立てたり書いたりするのが遅い私は、キャリ協にしておいたほうがベターかなと思いました。

私のように、論述試験においてどちらの試験団体にするか悩まれている方、

私はJCDA向けのの対策をしていません。かといってキャリ協の試験対策も苦労したので、どっちが良いかとは言えないのですが、エイヤと思い切ってどちらかに決めてしまってください。論述以外の要素(試験会場)で決めても良いと思います。

団体を決定して受験代を振り込んでしまったら、もう覚悟をキメて試験対策に集中しましょう。


失敗だらけの論述試験対策

2月初旬、私が受講していた養成所(リカレント)の模擬試験がありました。

筆記と論述の受験をリアルとオンラインで選べたので、私はオンライン受験を選択しました。

筆記試験は78点、合格圏内です。論述試験の点数は、

8点。

…嘘ぉーー!!!!???

論述試験合格のためには、採点評価は最低でもB評価を得る必要があり、点数にすれば50点満点中30点以上を取得しておくことがオススメです。

合格圏の30点に届いていないこともさることながら、この模試の平均点は16点だったので、リカレントの受講生の平均点以下だったことにも衝撃でした。

リカレントから丁寧に赤ペンで添削されたデータが送られてきたのですが、

だいぶ細かくコメントが入っています。

応答の意図は、調整役をする事をどう捉えているのか、又、こんなはずじゃなかったとい う思いがどのようなことかを確認することで、相談者を理解するために行ったと考える。

リカレントの解答例

「こんなはずじゃなかった」という発言を見落としていたようですが、それでも半分くらいは合っていると思うけど…

ある程度対策もしていたし、30点くらいは取れているだろうと思っていたので、この模試で完全に自信を失ってしまったのでした…


失敗① 解答方法に囚われて本質を見失う

リカレントからは論述の解答方法における「チェックリスト」みたいなものがあり、それに沿って解答を組み立てていくよう指導されます。

一例を挙げると、

・それぞれの CC 視点の CL の問題の根拠が事例記録から具体的に書かれているか 
・文末は推定の表現(思われる、考えられる等)で書かれているか
・箇条書きになっていないか

『あなたが考える相談者の問題とその根拠を記述せよ』という設問に対するポイント

文末の表現を推定表現にせよというのはわかるのですが、箇条書きは適切でないというのが謎ではあります。

私はリカレント以外のコミュニティや、書籍などで論述対策を行なっていたのですが、箇条書きの解答を推奨しているところもありました。

リカレントと他所の方針が異なっていて、私は「どれが正解なんだ???」と混乱の極みに陥ってしまいました。

失敗② 本番を想定した対策をしていなかった

模試以前の対策方法は、過去問や練習問題を読み、解答はメモ程度にサラッと書きつけて、特に文字数カウントもしていませんでした。

リカレントの論述模試はオンライン受験だったので、解答はテキストをパソコン作るスタイルになります。文章の組み立てがうまくいかなければ、一部削除して打ち直すということが一瞬で出来て便利なのですが、それでも時間ギリギリでした。

これ、手書きで解答したら時間が足りなくてやばいかも…

試しに過去問を試験本番と同じ時間の50分タイマーをかけて、手書きで解答してみたら案の定、時間内に終わりませんでした。



本番1ヶ月前からの巻き直し!

解答の組み立て方や作法がわからないのと、時間内に終わらないという状況に絶望しつつ、ここから巻き返すための対策方法を模索しました。

繰り返し問題を解く

これまで論述対策として、解答例をひたすらノートに書き写す「写経」を行なっていました。「毎日やっていればそのうち模範解答が身体に染み付くに違いない」とせっせと色んな解答を写経していました。

この方法に全く意味がなかったということはないのですが、試験日1ヶ月を切ってからは、きちんと自分の解答とじっくり向き合うことにしました。

ちなみに論述の問題集などをやってみようと思っても、オリジナルの問題集ってあまり出回っていないんですよね。

過去問も公式では過去3回分しか入手できず、リカレントの練習問題やメルカリでも想定問題集を入手しましたが、それでも10回分くらいでした。

たくさん問題を解いて色んなパターンに触れておきたい!と思っていたのですが、今手元にある問題をひたすら時間内で繰り返し解く方法も、それなりに有効だったと思います。

1日1回分、10日やって、もう一度1日目の問題を解こうとしたら、意外と前回どんな解答したか忘れているものです。

時間内に逐語録のどこに注目し、要点を書き出しつつクライアントの問題点や今後の展開方法を瞬時に組み立てる訓練として、この方法はマストでやっておくと良いと思います。

プロに添削してもらう

この方法もおススメです。

私は『ココナラ』を利用しました。キャリコンの試験を実際突破した、いわば「レッスンプロ」みたいな存在でしょうか。(実際キャリコンとしても活躍していると思いますが)そんな講師のかたとマンツーマンで自分の解答を添削してもらうサービスです。

1時間1500円〜3000円程度で受講できます。1回だけでもやってみる価値はあります。私は同じ講師のかたに2回添削してもらいました。

とても良かったのが、実際キャリコン試験を経験して合格したプロに質問攻めできることです。

・どういう試験対策をしていましたか?
・どんな流れで問題を解いていましたか?(設問を解く順番など)
・手書きの文字の大きさはどのくらいですか?小さくギッチリ書いていましたか?

こんな感じで根掘り葉掘り聞いていました。

講師のかたも、私が事前に提出した解答を細かく添削してくれたり、『自分ならではの解答の仕方』についてわかりやすく教えてくれました。

「論述の試験は『これが正解』というものはない。人の悩みもキャリコンも人それぞれなんだから、arataさんが相談者に寄り添って考えた考えを自分の言葉で書くといいですよ」と教えていただいて、気持ちが軽くなったことを覚えています。

ちなみに論述対策レッスンは、自分で選んだ過去問などの問題を解き、レッスンの数日前までに提出して、当日その解答を詳しく添削してもらうといううものでした。


試験本番、残りあと3分のところで最後の問い4の解答を記入していたくらい大変でしたが、論述の試験は38点で合格することができました。

模試が散々でも対策しだいで合格点が取れるようになりますので、受験生のかたは最後まで諦めずに頑張ってください!



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