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最近のエレクトーンってすごいわ

突然ですが、エレクトーンって知ってますか?

エレクトーンって楽器みなさんご存知ですか?
電子オルガンに部類される楽器なんですが、鍵盤が3段あって、それぞれから別々の音を出すことが可能です。
サムネ?に写っているのが少し古いモデルのエレクトーン(ELB-01)で、演奏しているのが僕です。
僕の地元で、夢を持った若者の挑戦を応援するイベントを開催したんですが、その時に僕が演奏した時の写真です。
このイベント当日に来場してくれた方々の夢やこれからの目標を紙に書いてもらって、それをエレクトーンへ貼り付けて"夢で溢れた世界に1台だけのエレクトーン"を作りました。

具体的な概要は文章で説明するよりも写真を見た方がイメージしやすいと思うので、、、、
↓↓↓はい、こちらからご覧になってみてください↓↓↓


僕が思うこの楽器の魅力は、すべて自分で作ることができるという点です。

もちろん楽譜とセットで音色のデータが売っていたり、たくさんのプリセットデータが内蔵されているので、演奏だけ楽しむこともできますが、
「もっとピアノの音を小さくしたいのに」とか、「全く違う楽器の音を使ってみよう」なんて要望を叶えることができちゃうんです。

具体的に...

具体的にどんなことができるかというと、
各鍵盤から出る音を最大4つのパレットを用いて組み合わせることができます。また、それぞれの音色の内部のパラメータも細かく調整することが可能です。
例えば、上段の鍵盤でストリングス(オーケストラのバイオリン隊)とブラス(金管楽器)の音を弾きながら、下段の鍵盤ではギターのコードが鳴っている。さらに足ではコントラバス(でっかいバイオリン)とエレキベースを弾く。
なんてことが簡単にできちゃうわけですね。


さらに、リズム(ドラム)のパターンも作ることができて、自分が組んだリズムパターンに合わせて演奏することができます。
僕はこれがすっごく好きで、自分で作ったリズムを組み合わせて一曲分流せた時は楽しさのあまり、ニヤニヤしてよだれが止まりません🤤

僕が聞いた噂ではエレクトーンはもともと教育用楽器として開発されたみたいで、いくつか制限されている部分(一度に使える楽器数が限られている、人間に腕が2本しかついていない等)はありますが、それはそれで限られた制約の中でいかに理想に近づけられるかを模索するのも楽しかったりします。

根っからの理系なんでしょうね...w

とまあ、こんな感じでエレクトーンを知らない人に僕が説明をするとだいたいの人は
「じゃあエレクトーンならどんな曲でも弾けるんだね」
「1人オーケストラだっ!」
と関心を示してくれるんですが、そこから実際に弾いてみるところまでいかない現状があります。僕のプレゼン能力が恐ろしいほど低いというのも1つの要因かと思いますが、その他にもエレクトーンが現在あまり普及していない理由がいくつかある気がします。

ちょっとだけ、その理由すなわちエレクトーンの持っている課題とエレクトーンの持っている可能性の話をさせてください。

課題1.演奏難易度が高いと思われがち


エレクトーンは鍵盤が三段あり、レベルの高い人は両手、両足を駆使して演奏をします。

実は右足が一番役割が多く、鍵盤を押す以外にも音量やピッチを変えられたりリズムを操ったり音色を微妙に変化させたりできます。
ですので、もし右足が派手にあちこちに動いている演奏を見かけたらもう盛大に拍手してあげてくださいw
めっちゃ喜ぶはずですw


こんなの聞いたら「はっ!初心者じゃ一曲弾けるようになるまでどれだけ時間かかるんだよ!!」
となった方もいらっしゃるかも知れません。

心配しないでください!!

全てデータ作りでカバーできます!!

右足なんて使えなくても、自動で音量や音色を変えることはできます👍
なんなら左足を使わなくてもド派手な曲を1人で弾ききることができます!

ここまで来ても、
「またまた〜それはデータを作れるから可能であって、音楽の知識も何もない人には手も足も出ないんでしょ?」
と言いたい気持ち。よ〜くわかります。😏

安心してください。

データは買うことができます。毎月大量に更新されていっています。しかも同じ曲でも難易度が簡単なものから高難度のものまで準備してある場合がほとんどです。

YouTubeで「エレクトーン」と検索して出てくる演奏動画のほとんどは市販のデータを買って演奏しています。概要欄を覗いてみてください。購入元が書いてあるはずです
その中でもたまにやけにクオリティが高い人がいます。その場合、データ自作の可能性が高いです。そういう超人みたいな人もたまにいますが、それは静かに高評価を押して観賞用にしてくださいw

どうですか?
これで演奏難易度のハードルは下げることができたでしょうか??

課題2.生楽器には勝てない


演奏をするようになった時に感じるELの課題は、やっぱり生楽器の音には勝てないということです。
例えばトランペット奏者の息遣いや、ギターやバイオリンなどの弦楽器の弦を擦る音などこだわり始めたらキリがありませんし、
鍵盤を使って鍵盤以外の演奏法を再現するのは限界があります。
特に弦楽器は、音の響き方や演奏法が何種類も使い分けていたりととても複雑です。
ゲーム音楽などのような打ち込み音楽だと、「おわ、スッゲー」と思ってもらうくらいまで近づけることは可能ですが、いつもオーケストラを聴いている人にとっては違和感に思われるかも知れません。

ここで考えて欲しいのはエレクトーンを弾く目的です。

生楽器がいいなら生楽器を弾けばいいんです。エレクトーンは1台で1度に何種類もの楽器を同時に演奏することができる、自分1人でも曲として完結するという特徴があります。

曲を作る。曲を演奏しきる。そういうところに魅力が詰まっているんです。
その辺に転がっているCDの音量を下げて自分がそれに合わせて演奏するのと、全部の音を自分が奏でるのでどっちがやりたいか。それで判断すればいいんです。

言うたら、スーパーマリオメーカーで自分しかクリアできないコース作ってみんなに公開して無双する感じですね。(伝われ)

また、エレクトーンの魅力は原曲に近い音で弾ける以外にも、自分の好きなようにアレンジすることができる点にもあります。
例えば、ジブリの名曲をジャズアレンジして三拍子で弾いてみるとか、、、
こんなアレンジができるのも、音色が大量にあるエレクトーンならではです。

ということで、生楽器に勝てなくてもいいという結論でこの課題は解決できたことにして次に進ませてください。

課題3.高価


これはもうYAMAHAさんに企業努力して頂くほかありませんw
入門レベルのELB-02はありますがそれでも約20万円。また、コンクール等で使用される一般的なモデルELS-02Cに関しては100万円します。

ELBとELSはシリーズが別なため、ELBを買ったとしてもELSグレードアップすることができません。
ですので、僕はELS-02Cの下位モデルELS-02をオススメします。約60万円です。"C"がついてるか否かでこんなに金額が変わるんですね。
ELS-02はELS-02Cと同じ性能に後からグレードアップすることが可能で、約40万円ほどします。(詳しくは上記のHPから調べてみてください)


終わり?

はい、今回は終わりです。
マガジンでエレクトーン関係をまとめていく予定です。

今後は、「エレクトーンを幼少期にやっていると良いこと(後にDTMを始める時に習得しやすい、幅広い音楽に触れられるetc…)」などについて書いていけたらと思います。
また、僕が一般のお客さんの前で演奏する機会があればそれの告知や、YouTubeに動画をアップした際にはその宣伝もさせていただければなと思います。

長々と失礼しました。ありがとうございました。

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