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自分にとって大切なこと、それは尻を大事にする

フリーイラストレーターのきるりあずです!

自分にとって一番大切なこと…それは、尻の健康です!

「絵描きなんだから画力じゃないの?!」と思った方もいると思います。

全然違います、お尻を大事にできなければ絵なんて描けません。断言できます。

ちなみにイラストレーターとか漫画家とか目指してる方にも是非気にして頂きたい内容です。


何故イラストレーターとしてやっていくのに必要なのがお尻の健康なの?

結論から言えば、絵描きって総じて椅子に座ってる時間がとても長いのです。つまりお尻が長時間圧迫されて血流が悪くなりやすい。それは勿論肛門にも影響します。

「痔ってこと?(笑)」

そうです。でも笑いごとじゃありません。ちなみに現在私は痔じゃありません!尻の穴改造に加え強化済みです。それをこれからお話いたします、恥を忍んで。


気づけば、痔。

気づいた時にはもう既に痔でした。つまるところ、ずっと座りっぱなしの作業がそれだけ多かった、ということです。他にも、

運動がきらい、偏食気味、コーヒーが好き、煙草を吸う、トイレをするときいきむなどなど…

これらがまるっとセットになっていたのですが、後で知る、全部アウト行動だったと…


1,運動がきらい

勿論健康的に悪いです。しかも大前提にずっと座りっぱなしっていうジャブまで入ってます。30分に一回立ち上がって伸びするだけでも違うらしいのですが、当時の私は一切それをせず、絵を描きだすと集中してしまって5時間は椅子を立たない、歩かないということが普通でした!これだけでも不健康なのはわかると思います。


2,偏食気味

これもよくない要因の一つでした。忙しいから・手軽だから・めんどくさいから…と料理をせずコンビニのおにぎりなどやお菓子などでご飯を済ませたりすることがざらでした。特に辛い物が好きでこれがまた尻に悪いわけです。トイレするとき尻が火を噴くわけです毎回。そして腸内環境も整いませんから、トイレが出にくい、いわゆる便秘になるというわけです。

便秘になるってことはもう…わかるな……


3,煙草を吸う

だいぶ前に辞めたのですが、煙草は血流を悪くしますので、痔の悪化に繋がります。


4,トイレをするときにいきむ

これはもう痔への近道です。病院の看護師さんに聞きましたが、痔になる人の多くがトイレをするのが本当に下手らしく、トイレがうまい人は3分で終わらせてトイレを出るそうです。

ただ勘違いしないでほしいのが、だからといっていきんで早くダセーッというわけではなく、出ない時は諦めて一回トイレから外に出るというのが大事ということです。

毎回、出るまで長時間粘ったり、出るまでいきんだり、出すまで諦めない心を持っていると痔の思うつぼになります。


「だからって痔ぐらいで大げさな」と思ったら大間違いだぞ。

冒頭でも言いましたが、私は痔で入院そして手術を経験済です。

つまり、それだけ最悪の状態だったってことです。

どれぐらい最悪だったかというと

1,何してても尻が痛い

2,寝てても尻が痛くて目が覚める

3,座って作業できない、座ろうもんなら悲鳴が上がるほどの激痛

4,トイレに行けば毎回真っ赤に染まる便器

5,最終的に起き上がれなくなるほどの激痛

こんな感じでした。もう最悪です。とにかく何をしてても痛いんですよね。痛いっていうか激痛でいっそ殺せって勢いなんですよね!

気楽にちょっと痔切るか~!で行ったわけじゃないんです当たり前だけど。

トイレに行って便を出せば激痛が襲うわけですからご飯も食べたくなくなり、歩けば尻に響くので買い物も家族に頼み、病院に行く時は円座を助手席に引いて寝た状態で死んだように運んでもらい。

もうその時ずっと考えてたのは、

「恥ずかしがらずに面倒くさがらずにさっさと病院行けばよかった…」

でした。ちなみに1の段階で病院にいったのですが、まだ薬でなんとかなると思い込んでた私、自分の尻が最終段階でここにきたらもう終わりのステージ3ってところまで来てるのを知りました。

尻、完全にバーストです。

2018年11月頭に肛門科病院院長に「あんた手術せんともうこれだめよ!痛いに決まってんじゃん!潰瘍になってんだから!ぐちゃぐちゃよ!」と言われ震えあがり、そして手術が12月に決まり、それまでの間、尻を切り刻まれるんだ私!という恐怖と、実際に今痛みの酷い痔に昼夜問わず悩まされるという最悪の日々を過ごしました。

さあもうここまで読んで頂ければお分かりになられると思う。

生活の糧となる絵が一切描けないということに。

実質手術する前の4か月ぐらいは仕事になりませんでした。落書きなんかもできません。うつ伏せでタブレットやノートパソコンで描けばいいじゃん!って思うかもしれませんがとんでもない間違いです。

うつ伏せでも痛いんだこれが。ガハハ。

だからもう末期も末期状態で、精神的にもやられ、うつ状態も酷かったように思います。また、友人や家族と話す際に、それしか言ってなかったらしいです。

「お尻痛い…」

本当こればっかり言ってたらしい。どんだけだよ私。

絵を描くことも私にとって勿論大切なことです。

でもその大切なことをやっていくのには、健康ないしは座って絵を描ける状態の尻が大事だっていうのを

病院で20分ほどの短い手術が終わると同時に院長先生に「今日あんた地獄の痛みを味わうと思うよ!整形(手術)ばりになおしたからね!ほら!取った潰瘍みせてあげる!こんないっぱいよ!わははは!」と見せられ「何その脅し!いっそ笑う!つか見せんでええて!笑うな笑うな!なんもおかしくないわ!」というやり取りをした後、

夜、朦朧とする意識の中でトイレに行きたいと看護師さんに訴え、トイレに付き添ってもらい便器に座って用を足した瞬間意識を飛ばして個室内で倒れて痙攣して(術後にトイレをすると血圧が急激に下がり倒れる患者さんが多いらしい)、看護師さんに尻から血を流して倒れてるところを発見され、車いすで病室まで運ばれる最中「ここどこですか」と7回ほど看護師さんに尋ねるレベルでのー

地獄の痛みだったよ!!

そして知った!尻めっちゃ大事だなって!!痔めっちゃこわいなって!

ちなみに一晩痛みに苦しんで気絶なのか寝ているのかよくわかりませんでした。後から聞いたところナースコールで痛みを何回も訴えてたらしい、覚えてない。

そこからトイレの仕方や病院での健康的な生活を経て、術後の痛みはあるものの、それも遠のき、2月には気が軽くなって割と遊びに出たりしました。

どこでも薬無しでトイレできるって素晴らしい。


大切なお尻。

お尻、大事だってこと、わかっていただけたでしょうか。

尻大事にできない人はイラストレーターになれません。

尻大事にできない人はなんにもなれないといっても過言ではない。

言いすぎました。そんなことないです。

といいますか痛くて絵が描けなくなります。座ってするお仕事全般できなくなります。最終段階に入ると立ち上がって歩いたりなども、痛みが酷くて本当に何もできなくなりますので、これはもう笑えない出来事です。面白おかしくかきましたが、恐ろしさ満載で書いてしまったほうがよかったかもしれないと思うほどです。個人差はあるかもしれませんが、大体私と似通った生活してる方でちょっとお尻最近おかしいかも?と思い当たる方は、早め早めに肛門科の受診を検討されてください。

尻の痛みは我慢できないですからね、嫌でも毎日使うからね!

薬で治るうちに治して、生活改善に正しいトイレの仕方、食べるといい食物、ちょっとした運動などをお医者様や看護師さんに教えてもらったほうがいいです。

自分も手術レベルかも…と怯える必要もまったくないですよ。終わった今となったから言えることですが、「痔の苦痛に悩む日々よりかは一瞬の出来事だからなんぼもマシ」と言えます。日々よくなります。


最後に、お尻にしてる大切なこと

ひとつめは、トイレを頑張りすぎない、ということです。3~5分座っているだけで出ない場合はトイレから出る。理想はトイレに座ったらするっと出るということ。とにかくいきまない。

ふたつめは、トイレに行きたくなったら遠慮なくどこででも行くこと。トイレ我慢するって実は肛門にすごい悪いんですよ。だからできるだけ、トイレにいく勇気を持つ。

みっつめは、食事に気を付けること。私は入院中の食事で夜ごはんと一緒にヨーグルトを出されて食べると次の日するっと出やすかったので、夜、ヨーグルトをご飯後に食べるというのを心がけています。

よっつめは、パソコンで作業するとき、なるべくちょこちょこ立ち上がる、歩く、運動する。マッサージに行く、などとにかく動く。

いつつめは、お風呂に絶対に浸かる。そして尻を揉む。

これだけでまだ現在痔が再降臨!とかにはなってないです。

お尻、大事だぜ…というnoteでした!ここまで読んでくださりありがとうございました!良い絵描きライフを!

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