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「おおなむち」がされたことに見る、男の子の集団で起こりがちなこと

あるこどもを見ていて唐突に「大国主命」を思い出した
ものすごくからかわれている。止めねばならぬ。周りを指導する。本人にきく。曖昧な返事。からかう子供と一緒にいる。精神的に束縛されているのね!剥がさないと・・

そのからかわれやすい子供は班長など、集団のリーダーにも選ばれる。周りの心理状況として、面倒臭いことを押し付けようとか、そこまでの陰湿な精神ではない。が、ダントツで選ばれる。

そして、のらりくらりとからかいを受け入れている。いや受け入れちゃいかんだろう

 大国主命は80人以上のお兄さんがいる末の弟である。おおなむちといい、気持ちの優しい青年である。使い走りなど便利使いされるが、モテる。お兄さんたちに妬まれて、焼石にだきつかされたり(1回死亡)、木に挟まれたり(2回目の死亡)、何度も危ない目に遭わされる。
私は本当に死んでいるのだと思う。おお/なむち おお/みそか。みたいな感じじゃなかろうか❓ いちばん(最後の)/あなた・貴人 程度の名前。いちばん末の坊ちゃん程度の名前。あまり意味はない。一番最後の弟。その時々の、いちばんの弱者が死ぬたびに、次の弱者が「おおなむち」にされて、死んでしまっているのだと思う。危ないと思った周りの女性が、次のおおなむちを逃したのだと思う。
よみがえりは現実にはないから。

対等であれば喧嘩になるだろう。
いなかでは、男兄弟同士が酒が入ると壮絶な喧嘩をしているのをよく見たものである。ああ思い出してきた。あれは本当に怖かった。このトラウマが、酒を飲むことを遠ざけている要因になっている。小さかった私は、とにかく逃げた。

男の子の集団というのは見ていて面白いものだが、残酷でもある。上下関係の集団の中で、優しいお兄ちゃんが小さい弟を集団に引き入れることがあるが、周りのにいちゃんが優しいとは限らない。こどもの中にある動物的な残酷さが発動することがあるのだと思う。
こうした時に、なぜからかってはいけないのか、指導してもなかなか通らないケースがある。こいつはどんくさいから、そういう「キャラ」だから。。

「お兄さん」たちの集団には、まずは外付けの道徳、ペナルテイを伴う規範、が必要なのか。


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