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血流認証って他の認証技術と何がちがうのか、そのメリットとデメリット

みなさんの毎日の生活の様々な場面、例えばスマホのロックを外すときや、銀行ATMでお金をおろすとき、あるいは、会員制のスポーツクラブのロッカーを開けるときなど、毎日これといって意識せずに生体認証をつかっていませんか?

改めて見渡してみると、指紋認証、虹彩認証、顔認証や静脈認証など、日常のいろいろな場面に様々な生体認証技術が利用されていて、「大切なもの」を守っています。

でも、そんな認証技術、それぞれ何が違うのか?どんな特徴があるのか?
そのメリットとデメリットは何か?
今回はそのあたりを当社目線で解説しようと思います。

生体認証とは

ウィキペディアによると、そもそも生体認証とは

生体認証(せいたいにんしょう)とは、バイオメトリック(biometric)認証あるいはバイオメトリクス(biometrics)認証とも呼ばれ、人間の身体的特徴(生体器官)や行動的特徴(癖)の情報を用いて行う個人認証の技術やプロセスである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E4%BD%93%E8%AA%8D%E8%A8%BC

と記載されています。
要するに、「人の体には中身にも動きにもその人ごとに真似できない特徴があって、それを見分けることで個人を特定する」技術ってことです。
確かに、歯並びなんか人によって違いますし、歩き方なんかも人によって違いますね。
ここから、代表的な例をピックアップしてご説明していきます。

血流認証

わたしたちバイオニクスが提供する認証方法で、「ひとの指の中の血管のかたち(模様)」が「ひとそれぞれ違っている」という点に注目した認証技術です。
他と比較してのメリットは、「目に見えない血管の形」を用いるため、偽造や模倣、なりすましが困難です。
指を切られて持っていかれても(想像するだけでキーボードを打つ手が震えますが)血管から血が抜けてしまって認証できません。
また、指先の血管を使っていますので、玄関ドアなどある程度高さの移動が可能です。
※推奨の高さは、指をセットする部分が床から110から120cmほどの位置です。

極めて精度高く認証できるこの技術の弱点は何か?
それは太陽光と手袋や絆創膏です。
太陽光はすべての波長を含む光のため、太陽光の下では血流が画像として絵を結ばないのです。逆に手袋や絆創膏は、光を通さないので血管の画像が見えなくなってしまい、認証ができません。
まぁ、あたりまえですかね。

ここからは、Wikipediaなどをの情報をまとめたものですので、ご参考になさってください。

指紋

目に見えている指の模様です。犯罪捜査などにも用いられ、手軽だが信頼性の高い認証方式です。また、生体認証としては古参の部類に入るため、欺瞞の方法も数多く編み出されているが、それに対する認証機器の改善も進んでいるそうです。

DNA

刑事ドラマなどで「DNA鑑定の結果、本人であることが確定しました!」っていうあれですね。犯罪捜査に多用され、最も確実で究極的な生体認証の手段であるが、確認のためにはサンプル(血液や唾液などの、対象者の体の一部分)を得て化学的に詳細に分析する必要があるそうです。
よく考えれば当たり前ですが、実は一卵性双生児を識別できないという欠点があるようです。

掌形

手のひらの幅や、指の長さなどを用いて認証する方法。成長期や加齢により変化が大きく、認識率が低下するため、定期的更新が必要だそうです。

網膜

目の網膜の毛細血管のパターンを認識する方法。網膜は眼球の奥に位置するため、そのパターンを撮影するには目をセンサーに近接させる必要があり、装置も大掛かりになるため、普及率はあまり高くないそうです。

虹彩

虹彩パターンの濃淡値のヒストグラムを用いる認証方式で、高い認証精度を有しているそうです。眼球の奥に位置する網膜とは異なり虹彩は眼球の表面側に位置する情報であることから、網膜に比べると撮影が容易であり、近年ではスマートフォンに搭載されるカメラでも認証が可能となってきたそうです。

眼鏡や顔の表情、加齢による変化などによって認識率が低下する。また、一卵性双生児の場合に両者を同一人物と認識しやすい。簡易な認証方法や、犯罪捜査などに使用されるそうですが、iPhone の顔認証など、マスクしてても認証できるようで、便利そうですよね。

その他にも、耳の形、体臭、筆跡、リップムーブメント、まばたき、歩行などなど、なんだか007の世界ですね。