「将进酒」番外編の感想と雑談など

2023/10/9
マジで「将进酒」再読にハマってしまい別作品読めない…w でもおもしろい…
初心者の魔翻訳ゆえ訳しきれてなかったあれやこれや、読み取れなかったあれやこれや、忘れていたあれやこれや… て感じでもうヤバい!😆

2023/10/13
「将进酒」再読してみて、「話が難解」 とか「各関係が入り組んでわからん」とかいう評価?イメージはほぼ消え、各家各人の性格も状況も、切れたり繋がったりの移り変わりも、過ぎるくらいに親切丁寧に書かれているな〜という印象に変わった。

2023/10/15
銀木犀=「九裡香」。花言葉は「初恋」。
フィクションの世界に花言葉が存在したかはわからないけど、沈澤川が「この花は私」と記して蕭馳野に贈ったって思うとエモいな〜💕💕
しかし九裡香が必ず銀木犀かというと、検索するといろんな解釈があるようで。金木犀を九裡香と言っていたり、同じモクセイ科でももう少し大ぶりな五弁の花をつける木をそう呼んでいたり。
どれがホントなんだろうね。どれにしても中国原産だし、まぁいいのかなw

さて、紙本の「将进酒」の番外編をどうやって読むか。それが問題だった。
Web版みたくサッと翻訳アプリにかけられないから、1ページずつタブレットで撮影してPDF化してファイルへ。(手首痛い…)
ファイル読み込んでくれるのがdeepLだけなんで1回読み込んで、出た文をコピーしてChatGPTにかけて、split viewで窓並べて見つけられたとこだけなんとか文字修正して訳文をnoteに保存した!deepLも単文だとChatGPTより良い訳をくれたりするし。   …力尽きた。23000字くらいになった。
ざっと1回読んだだけでもウルっと来たけど、何回も読んで噛み締めたいな。でも今日はもうキャパオーバーーー

** 紙本番外編感想 **

全体的に「無常」とか「寂静」とか、仏教観が底辺に流れてる物語だよなとあらためて思うような番外編だった。

壮年に差し掛かる策舟。皇帝だから自由に外出とかできないんだけど、こっそりと2人で抜け出しての雪道の手繋ぎお散歩デートが、あまりにも穏やかで可愛くて。
「皇帝なんてつまんない」ってブーブー言う蘭舟かわいい。公務を離れて甘え放題な蘭舟を更に甘やかす策安もかわいい🥰 変わらずにずっとずっと見つめてる。
そろそろ次世代へ。姚溫玉との約束は全部果たしたし、2人で離北へ行こうかって話してて、「どんな家にする?」ってたわいないお喋りが76章との対比になってる。でもあの時の虚しい夢物語じゃなく、現実に叶う近い将来の話になってるのがいい。

喬天涯はもう… なんていうか…。策安が蘭舟を見つめ続けるように、松月も元琢を見つめて続けている。ただ、その視線の先にあるのは元琢の墓。
生前の元琢の願いを叶えるためだけに、感情を失くしたまま時だけをやり過ごしているような松月。終わりが無いとも言えそうなその願いが彼を生かして、そしていつか心の平穏が訪れるだろうか…。
269章「菩提」での2人の会話を思い出すとね…もうね…😢
別れは言わず。沈澤川に「彼は必ず帰ってくるよ」という蕭馳野。慰めでなく、確信して言ったんだと思う。

番外編といえば「大婚」の話も良かったね。ドタバタで笑えるとこもあったし。
なにせ前例がない。男同士だし、良き日良き時間を占う人も儀式儀礼を司る人もみんな頭を悩ませて。身分からいったら皇帝が上だけど「嫁す人」だし、皇上が離北まで出向くとなれば準備が大変。でもお金かかるから簡略化したいって皇上は希望してるし…読みながら私まで悩んでしまったw
日取りが決まったら決まったで大騒ぎ。婚礼まで迂闊に動けず、会うこともできない。で…絶対やんちゃして儀礼を無視すると予測されてる蕭馳野に対する防衛線がwww
猛が贈り物の櫛を蕭馳野のところから沈澤川に届けるのもかわいかったし、結局、沈澤川が先んじて儀礼をすっ飛ばして蕭馳野と連れ立って逃げちゃうの最高。
「運命は信じない」って言ってたことと繋がるよね。
雨が「神様からの祝福」って言うのもわかるなぁ。きっと太陽光は射してて、くっきりと濃い灰色の雲が流れて、サァっと降る通り雨のような。

そして、書かれてはないけど、虹がかかってるんだろうな。🌈

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