「将进酒」2023/9/15〜9/21(超ネタバレ!最終話直前)

蕭馳野と喬天涯。2人とも、現世に根を持たない受けの糸を掴んで離さず、生へ結びつける強い力を持っている。
作者様、対称的な設定の登場人物たちの、対照的な在り方を描くのが本当に上手い。
愛に於いて、政治に於いて、様々な面に於いての対照。沈澤川と女帝も。

2023/9/15
魔翻訳で読む「将进酒」273章。蘭舟からの手紙を読む策安。
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蕭馳野放下酒囊,看到底下,沈澤川用筆勾了只耷耳垂尾的狐狸,情不自禁笑起來。陸廣白拿芋頭砸蕭馳野,蕭馳野劈手接住了。
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蕭馳野は酒袋を置いて下を見ると、沈澤川が筆で垂れ耳のキツネを描いていて、つい笑ってしまった。陸廣白は蕭馳野にタロイモを投げつけ、蕭馳野は手で受け止めた。

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このシーン良いな〜☺️ 蕭馳野、一体どれだけ顔が緩んでいたのやら🤭

同盟を持ちかけてる部族の長が、娘と結婚してくれなきゃ同盟しない!ってゴネて、酒宴でその娘が姿を見せたとき、彼女の首筋を見ては蘭舟のうなじを思い出し、彼女の顔であれ手であれ、見たところ全部蘭舟に置き換えて思い出してる策安は揺るがない。

2023/9/16
276章〜。両軍の境界線を挟み繰り広げられる、姚溫玉vs岑愈+学生の舌戦論戦。元琢が勝つと思ってても、寿命を縮めながら、雨風に打たれての緊迫したやり取りにお腹が痛くなってしまった…。ここで私がストレス受けたところで(苦笑)  

その姿を衆目に晒すこと。1人ロバに乗り、雨の中に立つ姿は、賢者というかもう仙人のような風体の元琢。
ここに居て、ここに居ず。雨と霧の中。哀れみと同情も彼は利器に変える。
時にのぞかせる凄み。次々と論破し、相手はぐうの音も出ない。

悔し紛れか、都軍が先に手を出したことで開戦。それを引き出すため、攻める口実と、世の目に、現皇帝への忠心を削ぐため、元琢は自分が的になることを含めて1人で立ったのだろうけど、こっちの寿命も縮むってば…😭
喬天涯は錦衣騎のトップだし沈澤川の刀として仕事があるしさ、間に合わない可能性がゼロではないんだから〜😭

2023/9/17
「将进酒」279章。怖い… 怖すぎる…。読み間違ってないよね?喬天涯が「友人」て言った人だよね? ていうか喬天涯はどこ!さっきいたよねぇ?!
いつまで続くのこの緊張…。どこまで行ってもラスボスみたいな奴が出てくるし、これってまた喬天涯が切ないことになるのか…?😢
あ、いた。(ホッ) 場面が変わったところがイマイチ掴めてなかったみたい(汗
でもやっぱり切ないことになるのは変わらない。。かつて共に学び、「友」と呼んだ者と闘う定めとは…。

281章 「得道者,非天定。 」道を得る者、必ずしも天の定めし者ではない。か。
280章の「得道者,天經地義。」と対になってる。

遂に。  沈澤川、入城。   大周の終焉。

2023/9/21
元琢…松月…  そんな…… 😭😭😭😭😭

illustrated by @danchen323

既然が追いかけてくれたから、きっと。…でも、今はただただ胸が痛む。

姚溫玉は誰よりも自身の宿命を悟っていて、直前に喬天涯に出逢えたことは望外の喜びだったんだろう。だけど、喬天涯がさ…
彼だって、彼をこの世に繋げていた糸が切れてしまった。名も家も無くしていて、ただ一つ残していた彼の誇りである古琴さえも意味を無くした。この流れでいったら仏門に入るしかなくなるじゃん…って、やっぱ考えるよね。既に予言されてたし…。
別に出家自体は悪いことでもなんでもないが。がしかし。

喬天涯の番外編もあるみたいなので、それ読まないとなんとも言えないけど。

あ〜、本編のラストの感想は次回にしよ。。
沈澤川と姚溫玉の会話も涙涙であった…

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