![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125691235/rectangle_large_type_2_f1b328d1614d94e4c04659fcda401e99.jpeg?width=800)
029. コンゴ民主共和国初の観客席付きアリーナ:柔道スポーツセンターの竣工 1/3 (キンシャサ、2023年)
2023年9月9日、コンゴ民主共和国初の観客席付きアリーナ:柔道スポーツセンターの開所式が行われた。日本政府援助の施設である。
![](https://assets.st-note.com/img/1703595602846-e43Y5GGt2L.jpg?width=800)
(株)コーエイリサーチ&コンサルチング (以下KRC)
2022年12月14日に施主である国家警察とスポーツ余暇省による竣工検査が行われ、同月24日には竣工引き渡しが行われており、2023年7月から8月にかけてのフランス語圏世界スポーツ大会の会場として既に使用されおり、使用者達からの高い評価を得ていた。
(現地インタビュー 出展:Comite de gestion, 国家警察)
![](https://assets.st-note.com/img/1703595668938-d3DKnyerf0.jpg?width=800)
株式会社コーエイリサーチ&コンサルティング(以下KRC)
2016年末、独立行政法人国際協力機構(JICA)の案件で、当時所属していた株式会社コーエイリサーチ&コンサルティング(以下KRC)で応募し優勝した。文化案件の枠組みであったため、「感性による建築」を至るところに盛り込んだ。降雨量が大きいので庇を大きく出し、停電が多いため自然採光、自然換気を徹底、現地の屋根形状で多用されている入母屋屋根をよりシャープにする。形態は単純ながら、構造を堅固にし、仕上げは現地施工者の感性を大事に取り入れた。
![](https://assets.st-note.com/img/1703597735571-G9FPtxG195.jpg?width=800)
右:多目的アリーナは国際競技に対応した2,000ルクス以上の照明が据え付けられている。(KRC)
今後、(1) 調査段階(2017,2018年)そして(2)建設段階(2020年~2023年)について、独立行政法人国際協力機構(JICA)およびコンゴ民主共和国国家警察により公表されている内容に沿って、2回に分けて建築家の視点から説明したいと思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1703598588836-MzadvJBNG9.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1703598716097-Fe4A9fjHcr.jpg?width=800)
右:夜景 国際試合場にふさわしい照明計画が盛り込まれている
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?