【私考】備えあれば憂いなし【大切なこと】

数年前に目にした記事でこのようなものがありました。

ある方が被災時に避難所で
子どもに粉ミルクをあげていたら
幼児を連れていた人に
「わけてください」と言われ断った。
ところが周囲は冷たい視線で
「少しぐらいわけてやればいいのに」
と非難してきた・・・・

これを読んで考えてしまいました。

いつでも手に入る場合や
大量に備蓄しているような状況なら
私も分けるかもしれません。
でも、いつ物資が支給されるかわからないのに
分けてあげて、自分の子どもが飢え死にしたら・・・
と考えるとやはり簡単に
分けてあげることは出来ないと思う。


読み始めは「え?分けてあげなかったんだ」と
思ったのですがよくよく読んでみると
「あ・・・」と。

普段から全く備蓄もしないで
いざとなったら弱者は貰って当然
と言わんばかりに他人にねだる。

目の前の出来事だけに反応し
おせっかいにも
「少しぐらいわけてあげなさいよ!」
などと他人事にモノを言う。

これはおかしいでしょう。

小さな子どもがいるなら特に
日ごろから色々と備えておく必要が
あるのではないでしょうか。


我が家ではバスタブは常に水を張っていて
水の入れ替え・掃除はお風呂を沸かす直前に。

飲料水はおよそ1週間分は確保しておいて
ときおり入れ替え。古くなった水は植物や
洗濯に。

食料も保存の利くものを見つけてきては
バスケットに備蓄するようにしています。

家が狭いし、いざと言うときにどのくらいで
食料などが支給されるのか見当も付かないので
親子二人分と言えど我が家の備蓄は
不十分かもしれませんが
ある程度は自分たちで備える必要は
絶対にあると思うのです。


セラピー時にもお話していますが
「災害時だけではなく
いざと言うときにどう発言・行動するか
シュミレーションをしておくと慌てなくて済む」
ということも大切なことだと思います。

今までも被災地へは出来る範囲のことを
させていただいていますが
「何かあったら誰かが助けてくれるだろう」
ではなく
「何かあったときのために備えておこう」と
一人でも多くの方が意識を切り替えてほしいと思います。

助けてくださる方々がいる状態ならばまだしも
援助できない状態があるということを
お忘れなく。

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