青春18切符というエモい名前の切符

「え、それって大人でも使えるの?」
そんなことを人から聞かれる、アラサー以上にはハードルの高い名前の切符、それが「青春18切符」だ。

青春18切符は廃止されたと長らく思っていたけれど、実際には年3回販売されていることを最近知った。

ただ、その名前から想起する通り、基本的に学生さんのおやすみに合わせた使用期限つきのものとなっているらしく、一番直近で購入できたのが7月1日販売開始、7月20日から9月10日まで使用可能、という青春18切符であった。

夏真っ只中の酷暑の中、旅に出るというのはなかなかの苦行ではある。
できれば秋に販売していただきたいものだが、学生に秋休みはないから仕方ない。
それに、秋にもこの切符を販売してしまったら、それこそ行楽シーズンでどこも混雑してしまうので、色々弊害がありそうだ。

しかし無計画に買ってみてぶち当たった問題がある。
青春18切符は5枚セットになっていて、1日に1枚使用でき、運賃2410円以上の区間(往復で2400円の日帰りでももちろん良い)で使用しない限り、元は取れない。
たった2ヶ月ほどで5枚使い切るのはなかなか大変なのだ。

誰かとシェアしても良いので、家族でお出かけならすぐ使い切れるとは思うけど、こちとら一人旅である。

旅程を考えてみたけれど、この切符を使うために、実際にはバスや他の私鉄で行った方が速かったり安かったりするルートを、敢えてJRでゆくことに。

時間をかけてゆっくり行けばいいや〜と思っていても、2泊で行ける距離を4泊で行けばその分宿泊料がかかってくるので、もし安価で旅に出たいという欲望を抱いているならば、なんのこっちゃわからん旅、となるのである。

また、ヘタをすると一日電車に乗っているだけの移動日だらけの旅になる。
私は割と車窓からの風景を楽しむタイプなので問題ないが、これはますます友人を誘って出かける気にはなれない。

何事も計画通りに進行していく昨今、無計画にものを進めることも悪いことではないけれど、損もしたくない!というさもしい根性を働かせては行けないのですね。

あとは工夫でなんとかするまで。


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