胡錦濤、江沢民の告別式に現れる
5日午前、江沢民の告別式が北京市内にある人民解放軍総医院内で行われた。
10月22日の党大会最終日に主席台から半ば連れ去られるようにして姿を消した胡錦濤も参列し、引き続き政治的に問題ないことがわかった。
引き続き、というのは、胡錦濤は江沢民の死去当日に発足した葬儀委員会の委員に名前が出ており、この時点で政治的に問題があれば名前が出てこないと考えられるからだ。
なお、胡錦濤は総医院での告別式にのみ参列し、遺体が火葬される八宝山には同行していない。
胡錦濤の体力がそこまで無いということなのだろうが、胡錦濤だけではなくその他常務委員経験者らも八宝山には着いて行っておらず、胡錦濤だけが悪目立ちする事態にはなっていない。
おそらく、常務委員経験者は病院でのお見送りにとどめるというラインがあるのだろう。李嵐清あたりは足取りが怪しいので正解だと思う。
党大会最終日、胡錦濤がどのような精神状態であったかは胡錦濤にしかわからないのだが、今日は少なくとも江沢民の寡婦を認識して挨拶していたので、その日によって調子に波があるのかもしれない。
例によってお付きの人がピッタリとくっついて離れないが、少なくとも2017年の党大会からそうだったし、特筆すべきことではない。そんなことより、かつての上司の葬式にも来れない呉邦国が心配である。
クッソ寒いのにゆっくり歩きやがる解放軍兵士が運ぶ棺を見守り、追いかける中にも胡錦濤はいる。
明日の追悼大会に来れるのかはわからないが、党大会最終日後に誕生した数多くの読唇術専門家たちは、今日の胡錦濤を目にしてどう考えるのだろうか。
==参考消息==
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