あとがき2

あとがき1を書いてからもうしばらく時間が経ったので。


これらのnoteを読んだだけで私という人間のことを知ったつもりになんてならないでほしい。これらは、病気とそれに付随する私の一部でしかない。つらい病気に関することと、それに伴う恨みがあるから、辛辣なこともたくさん書いたけど、普段の私は優しい人で通ってる。病気を悪化させる前の私が30年近くいたのだ。


普段の私は、本当の私は…、ここには書きたくないから書かない。
それは、実際の知り合いの人が知っていてくれたら充分で、そのまま心にとどめておいてくれれば良いから。


私があなたのことを何も知らないように、あなたも私のことをほとんど知らない。
ただ、せっかく得た知見を、役に立つかもしれないから公開しておきたいだけ。あなたと私はそれだけの薄い関係。


だから、私が死んだ後に勝手なこと言わないでください。あなたは私のことをほとんど知らないのだから。
「もったいない」とか。治せないくせに!治せないくせに!
「生きてれば良いことがある」とか。嫌なことの方が多すぎて、「嫌なことがなくなるなら、良いことがすべてなくなったって構わない」と死にたいと思い始めた子供の頃から思ってたわ。
「まだ若いのに」なんて。若くたって治らない病気もあるんだよ。

「ご冥福をお祈りします」さえも必要ない。あなたのお祈りなんて何の役にも立たない。私は良い子だから、ちゃんと成仏できるもの。むしろ、私を助けられなかったことと、嫌な思いをさせたことを一生、「ごめんなさい」って思い続けてください。
死んだ後に言われるであろうことすべてに反論したいくらい。尽きないから仕方ないけどね。


むしろ、「苦しかったんだね」ってわかってもらいたいんだよ。だから死んでゆく人たちは遺書を残すんでしょう。助けてあげられなかったことを詫びて、もう人を苦しめないよう、優しい世界にしていってください。それがいつか、あなたが病気になったり、死ぬ時のためにもなりますよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?