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ノーマル三間飛車対策!対振り左美濃戦法🏯(一直線銀冠)

どうも、記事3つ目です。
今回は個人的に穴熊より有力だと思ってるノマ三対策の対振り左美濃戦法(一直線銀冠)について書いていきます。
私の実戦で指された事のある変化をソフトで検討して埋めるのを繰り返したので、大体の変化はカバー出来てると思います。

ウォーズでも得意囲いは銀冠穴熊、この形優秀。


基本の駒組み、▲56歩と突かないのがコツ。

・VS石田流
・VS真部流
・VS藤井システム
・VS穴熊


・VS石田流

石田流には△35歩に▲46歩が急所
基本図1
後手は▲87銀と離れ駒が出来た瞬間を狙う。
以下△34飛▲44歩△同銀▲45歩△33銀▲47金△64角と進む。
▲45歩に△同銀は▲11角成△33角▲同馬△同桂▲32角で先手優勢。
△64角には▲66歩が最善手、△46歩▲47金△36歩には▲65歩で問題無し。
ここまで組めれば模様良し。
以下▲78金▲57銀▲46銀から抑え込みを狙う感じ。

基本図1から△33角に対しては後手から△45歩と取れないので銀冠に組みます。

端玉銀冠に組んで▲46銀と進出すれば先手良し。
へな急にも似たような変化があるけど、へな急と比べて手得して玉固いから先手優勢。

後手は▲45歩△34飛▲44歩△同銀▲45歩に△33銀と引くのがつまらないので先に△12香と逃げる手はあります。

石田流に組む前に△12香と逃げる手は有力手段。この場合は▲45歩に△同銀が成立するので▲47金と上がる。
以下▲57銀▲66銀▲75銀と進出する。
▲66銀に△84歩には▲75銀▲66角で先手良し。
▲66銀に△74歩には▲65銀▲55歩で先手良し。
こんな感じに組んで模様勝ち!
玉頭手厚いし▲95歩の仕掛けも狙える。


お互い駒組みをしてから石田流に組んでくるパターンもあります。
この場合は▲88金△51角▲78金と銀冠穴熊に組むのを最優先にします。
△36歩には▲68角で問題無いので▲26飛と受ける必要無いです。
以下△34飛▲68角△33桂▲57銀△45歩▲66銀△65歩▲77銀△62角▲85歩
次に▲86銀と出れれば手に困らなくて先手優勢。
△同桂▲86銀△84歩なら▲24歩△同歩▲75歩△同歩▲66歩といきなり暴れて先手優勢。
穴熊の暴力発動!
駒組み合戦になると後手の△64歩△74歩△73桂△63金の4手が先手の▲98香▲99玉▲88金▲78金の4手と比べて固くなって無いから居飛車が得します。

・VS真部流

ここで殆どの人は△52飛と回ってくるけど、それには▲26飛で問題無し。
△45歩には▲33角成△同桂▲77角で良し。
ここで△84歩とかなら▲88金▲78金▲36飛を狙って先手作戦勝ち。

△52飛と回らず銀冠に組んでくる場合は銀冠穴熊に組んだ後▲46歩から打開を目指す。

この図が先手+500位。
以下△72金なら▲45歩△42飛▲24歩△同歩▲44歩△同角▲48飛位で先手良し。
真部流にはあんまり困らないです。

・VS藤井システム

地下鉄飛車含みの三間飛車藤井システムはかなり厄介な戦法。
これには▲46歩▲36歩と突いてへな急チックに指します。
基本図2
端玉銀冠+▲45歩遅仕掛けの形を組む。
この形は相手の△83銀に反応して▲24歩▲45歩と仕掛けてくイメージです。

基本図2から△83銀には▲24歩△同角▲45歩と突きます。

以下△72金▲37桂△65歩▲35歩△同歩▲26飛△34銀▲24飛△同歩▲61角でどうか。
以下△32飛には▲44角△39飛▲33歩
△31飛打には▲72角成△同銀▲44角△64角▲22歩で良い勝負(+200位)

基本図2から△65歩には▲66歩とすぐ反発します。
以下△83銀▲24歩として

△同角は▲同飛▲64歩
△同歩は▲35歩△72金▲45歩でどうか
先手ペースながらまあ良い勝負。

基本図2から最後に△41飛には▲37桂と力を溜めます。
以下△65歩▲24歩として

△同歩なら▲45歩として好きなタイミングで▲44歩と取り込めば先手優勢。
▲26飛や▲18香で手待ちして相手の形が乱れるのを待つ感じです。
△同角にも▲45歩として
次に▲44歩△同銀▲24飛△同歩▲23角を狙って先手優勢。
以下△42飛なら▲43歩△22飛▲41角成。
後手は防ぎようが無いです。

・VS三間飛車穴熊

基本図3
正直この戦型は対面だと勝ててたから禄に調べて無かったけど、5連勝位してた変化普通に-100位だった。
今回調べて始めて気付いた。
△64銀には▲66銀と上がって大丈夫です。
ここで△35歩には▲99玉△51角▲26飛で問題無し。
△34飛として石田流に組み替えても▲55歩から仕掛けて先手優勢(+400位)
形のバランスが悪いので石田流は怖がらなくても大丈夫です。
また、銀冠穴熊追従型には
▲68角▲38飛から動いて先手優勢。
後手は先手の仕掛けを封じる事は出来ない。

基本図3から△64銀じゃなく△64歩もあります。

△64歩型には△65歩+△72飛の形さえ作らせなければ先手優勢。
ここで△65歩や△72飛には▲66歩、それ以外なら▲88金で問題無いと思います。


まとめ
・石田流には▲46歩が有力。▲45歩突ければ先手良し、突けないなら玉頭に模様作る。
・真部流には銀冠穴熊が強い。
・三間飛車藤井システムには端玉銀冠+腰掛け銀で▲24歩▲45歩から仕掛ける。
・穴熊にも銀冠穴熊、後手は固さが主張にならないから自然と指せば模様良くなる。

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