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(豊島式)村田システムの変化まとめ

始めまして、マリンブルーと申します。
最近自分が使っている角換わり拒否型の村田システムについて一通り体系化出来たので、記事を書いてアウトプットしようと思います。
試行錯誤しながら試運転した将棋ウォーズでは戦法ランキングで3位になれたからその辺の人よりは詳しい自信あります🤔

初めてここのランキングに名前載れた!



基本図1

①▲48銀②▲56歩③▲38銀がありますが一番多い①▲48銀から書いていきます。

基本図2

▲48銀には△74歩と突いて攻めの姿勢を見せます、これに対して▲66歩以外の手なら早繰り銀で攻めるのが有力な構想です。

△65銀があるから▲66歩△75歩▲67銀△76歩▲同銀
銀を引っ張り出す事に成功、以下組み合う。
こんな感じで嬉野流チックに指してどうか、後手ながら主導権握れるから不満無いと思う。

戻って基本図2から▲66歩と指した場合は△55歩といきなり位を取るのが有力です。

ショーダンオリジナルの形を理想形として目指す。
先手は5筋の位取りを咎めようと▲56歩と突くのは△52飛があるから無効


先手はこの早すぎる△55歩を咎めるのは意外と難しい。


基本図3
ショーダンオリジナルの形に組む。
ここでは①▲45歩②▲57歩③▲68金があります。
横歩取りとか右玉とか矢倉とか色んな変化があるけど一番頻出する雁木について書きます。
それらの詳しい変化はショーダンさんの動画見ると良いかも。


①▲45歩や▲29飛には△65歩△75歩△95歩△65桂と攻めます、この仕掛けが基本になります。
以下▲88角に△97歩と垂らすのが急所。
▲同香に飛車先を交換して引いて次に△77歩を狙う。


▲66歩なら△77歩から△85桂が決まり後手優勢。
これが基本的な仕掛けの流れです。


基本図3から②▲56歩には△65歩と突いて▲同歩なら△同桂▲88角△56歩と進み後手良し。
▲56歩はリスクの高い手です。
基本図3から③▲68金には7筋を固められて一筋縄ではいかないので△65歩△75歩△95歩△65桂の後△56歩と突きます。


▲22角成△同玉▲56銀に△59角が急所、▲68金型にはこの角が打てるので△56歩が有力になります。
以下▲27飛に▲55角をケアして△86歩から△81飛としてどうか。
▲66歩には△77歩から攻めが繫がるから難しいながらも後手の主張は通ってると思います。

基本図1から②▲56歩と指してきた場合は5筋の位を取れないですが、その場合にも△53銀△63金型が有力です。

▲56歩型には大体こう進みます。
この場合は△75歩△55歩△65歩と仕掛けてどうか。
次に△64銀を狙う。
先手は▲24歩から反撃してきます。


△44角とかわすのが手筋
ここの最善手は▲76銀で▲25飛と走るのは△22歩と受けて後手+500!
後々生じる△33桂が幸便って事なのかな🤔
自然な手が悪手とは将棋難しいです…
▲76銀△64銀▲56銀に継ぎ歩の筋でどうか。
評価値はほぼ互角、難しいと思います。


基本図1から▲38銀から棒銀を狙う相手には△44銀で迎え撃つ。
棒銀に対しては△44銀とするのが基本になります。
ここから△31角と引いて△86歩を狙ってどうか
先手も棒銀を狙ってますが、銀交換になるだけでそんなにアドバンテージを取られてる訳ではないので一局だと思います。
村田システムは構造上5筋を突くのが必須なので角交換になるとバランスを取る構想が難しいです。
なので、なるべく角交換を避けるようにするのがコツです。

基本的に村田システムは力戦なので全てを体系化するのは難しいですが、同じ形は出やすいのでそれに対する回答を用意すると大分勝ちやすい戦法だと思います。

まとめると
・▲66歩と突かない場合は嬉野流早繰り銀
・▲66歩型にはショーダンオリジナルが理想形
・棒銀には△44銀、角交換は避ける。

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