Canon F-1のトップカバー分解
キャノンF-1には、低速シャッターエラーやシャッター速度表示がズレるという症状がよくあります。
シャッターボタンのある右肩カバー内に原因があるので対処します。
左肩は、あまり外さないですが、露出関係のパーツが詰まってます。
最後に追針(露出計の目盛りにある〇)の動作改善を記述しました。
かなり頻発する不具合で、本来レンズの絞りと連動して移動する追針が少ししか動かなかったり、完全に止まったりしています。
頑固な場合は前板まで外さないと対処できませんが、簡易的に治す方法を紹介します。
前カバー分解
トップカバー分解の際には、前カバーを取っておきます。
前カバーは両脇と下部のネジ3本を外してから前に抜きます。
右肩、左肩共に前カバー下のネジで止まっています。
左肩 巻き戻しクランク側分解
フィルム室内の二股を固定しつつ、巻き戻しクランクを左へ回します
クランク下のネジ3本外します。
露出計のダイヤルを取ります。
カニ目のついたカバーを外します。正ネジです。
右に見えるネジも外しておきます。
フラッシュの接点を外します。
取れそうな気配ないですが、ゴム板などで回せば意外と簡単に外れます。
前カバー奥のネジを外します。
カバーを上に引き抜いて下さい。
露出計などのパーツが詰まっています。
右肩 シャッターボタン側カバー分解
まずは、シャッター速度ダイヤルを外します。
といってもいきなり難解で、「ネジもなにも見えないけどどっからやるの?」って感じです。
やり方が分かっても分解に苦労する場所なんですが、楽にできる道具もあるので紹介していきます。
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