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一眼レフカメラのシルバー→ブラック交換

たいていのフィルムカメラは、ボディカラーがブラックとシルバーの2色あり、ブラックの方が高価です。
機能的な相違は全くないので、「どうせ同じ機種なら高く売れるブラックを仕入れたい!」となるでしょう。
しかし、苦労して仕入れたのに”ジャンク品だった”なんてこともあります。
そんなときは、生きているシルバーを黒にチェンジしてしまうのも一つの手です。
機種によって、交換し易いしにくいありますが、今回は比較的簡単なキャノンAE-1の白黒交換していきます。

キャノンAE-1の白黒交換

手前、シルバー動作品です。
トップカバーが傷ついており、このままだとあまりいい値段では売れそうにありません。
上のブラックの外装を移植して販売金額UPを狙います。

白黒交換しながら、程度のいいパーツや付属品など全て移植先に寄せていきましょう。
裏蓋は、ブラックシルバーとも同じですが、コンディションが良い方を選びます。
今回は、データバックだったので即交換です。
AE-1に限らず、OM-1などのデータバックはマニアな需要はあるものの一般的には売りづらいです。
*データバックはそれだけで売っちゃう予定です。
ホットシューのカバーもつけ替えます。

前面のエプロン(前カバー)を外します。
AE-1は、前板を外す必要がなくエプロン交換で済むので楽ちんです。
フラッシュ用のコネクタのカバーなどの細かいアクセサリーも忘れずに回収して生かします。

底板も黒白あるので取り替えます。
電池室やモータドライブの蓋は共通の場合もあるので、溝などが削れていない良い方見繕っていきましょう。

トップカバーは当然交換です。
頭が凹んだカメラは二束三文にしかなりませんが、交換して値段がグーンとアップすると思うとわくわくします。

分解出来たら、すべてのブラックパーツを手前に集結させます。

分解ついでに、アイピースもクモっていたので交換しました。

黒を組み立てていきまう。

出来上がりです。

シルバー→ブラック交換まとめ

基本的に交換する部分は
・トップカバー
・底板
・前板 or エプロン
の三つです。
前板を外すのが難しい機種もあるので、そこで交換の難易度が決まります。

交換難易度一覧

簡単: キャノンAE-1、AE-1 P
やや簡単: ペンタックス SP, MX
やや難:(ハンダをちょっと取る必要あり): ペンタックス SPF
難: オリンパス OM-1

やや難以降は前板を外す際に、ハンダで配線を取る必要があります。
交換が難しい機種はあえて、全て交換せず白黒(通称 パンダ)で出品するという手もあります。
あと余談ですが、シルバーの方がレアってタイプも稀にあります。ミノルタX-700など

一眼レフカメラのシルバー→ブラック交換は以上です。


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