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Canon New FD 50mm F/3.5 マクロの分解
F3.5なんて聞くと安物?
と思う方がいるかもしれませんが、マクロレンズと言われる接写に特化したレンズです。
どれくらい被写体に寄っても撮影できるか比べると
New FD 50mm F/3.5 = 0.232m
New FD 50mm F/1.8 =0.6m
大分近づけますし、被写体もファインダー内に大きくとらえられます。
”遠くは撮れない”というのは誤解で、近距離以外も問題なく撮影できます。ただし、F値が高いのでボケとかは苦手です。
マクロレンズと言えば、名物のすり鉢状の渦。
キャノンのみならず、各社こんな面構えしてます。
![](https://assets.st-note.com/img/1694129155270-FYHJuB8Xi6.jpg?width=800)
後玉分解
分解は、後玉からやった方が良いです。というのもいきなり前からは外せないという作りになってます。
![](https://assets.st-note.com/img/1694129277700-gFch1L20T1.jpg?width=800)
ゴムオープナーを使って一番内側のカニ目ついたリングを回してみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1694129432129-FS0FkTpC0G.jpg?width=800)
一枚目のレンズだけは取り外せます。
この以降は、緩むんですが引っ掛かかります。
これ以降は、外側のシルバーのリング部分から外していかないと進めません。
![](https://assets.st-note.com/img/1694129431849-xwoUNDIxuh.jpg?width=800)
側面のネジを外します。3本あります。
New FDレンズ全般に言えることですが、ココのネジはなめやすいです。
少し大きめのドライバーでしっかり押すを意識して回して下さい。
![](https://assets.st-note.com/img/1694129617378-F7emgAstLT.jpg?width=800)
リングの淵を引っかけて上に抜きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1694129618114-L8bKYSYg7G.jpg?width=800)
元のリングの位置覚えておいてください。
ボタンに半円二つ並んでいる部分が組み合わさります。
![](https://assets.st-note.com/img/1694129616678-5lqCGjWIjX.jpg?width=800)
絞りピンのついたパーツを外します。ピンが結構長いので曲げないように上に抜いて下さい。
![](https://assets.st-note.com/img/1694130267929-SvxjmLEhQa.jpg?width=800)
レンズを回して外し、絞り羽根まで到達します。
![](https://assets.st-note.com/img/1694130267886-o4sgPr9wZe.jpg?width=800)
前玉分解
渦を回せば外せそうな匂いがしますが・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1694131261170-xiIInIApje.jpg?width=800)
いくら回しても外れません。
![](https://assets.st-note.com/img/1694130267907-ED6NuEnJIO.jpg?width=800)
実はすり鉢の中身はこんな形になっています。
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