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Nikon Fの分解 肩部シャッター側

ニコンFの右手側の分解です。あまり触れることはないかもしれません。
巻き上げがレバーが挙動不審とか、シンクロセレクタ窓(シャッターダイヤル上のFXって書いてある窓)が剥がれてるとか位ですね。


巻上げレバーのうんちく

NIKONFの巻上げレバーには色々と種類があります。
一番良くあるのは銀色

後期になると黒い指当てがついたのもあります。
NIKON F2と共用のレバーで、これがついてる頃のNIKON Fを区別してNEW Fって読んだりします。
アポロ型とも言って、eBayだとNEW F APOLLOで出品している人多いです。

NEW F APOLLO

またアポロか?というとこれは別のレア物

UPIモデル

世の中に500個位しか出回ってない貴重品で、UPIモデルと言われています。
裏側に3本の黒いビスがその証

UPIモデル

普通のNEW Fは真っ黒です。

NEW F APOLLO

NIKON F の変遷 - 初期型からアポロ型まで
ニコンカメラの小(古)ネタ

銀色のレバーにも色々種類があります。
初期型は裏が肉抜きされてます。

Nikon F 巻き上げレバー 肉抜き

肉抜き+指当て部分が斜めに入った、超初期型はレバーだけで一万円以上することも!

右肩分解

巻上げレバー

カバー側面のイモネジを三本外します。
小さめのイモネジなので、頭をつぶさないよう注意して下さい。
このカバーは前期と後期で大きさが変わり、前期の方が小さいです。

フィルムの枚数表示を上に抜きます。
単純に中心のネジに引っ掛かってるだけなのですが、組み戻す時の位置はシビアでカバーが上手く戻せないことあります。

カウンター周りのリングを取ると、下にネジがあります。
3本ネジを抜くとレバーが取り外せます。
カウンター盤中央のネジは外しません。
外すと中のぜんまいが爆発して戻すのに苦労します。

レバー下の金具を上に抜きます。
少しボディに組み合わさってレバーが止まっているので、仕組みを確認してから外して下さい。
組み戻す時に表裏間違えたりするとうまくレバーが上手くつきません。

カニ目のついたリングを外します。

A-R切り替えリング

レリーズボタン周りにカニ目があるので、回したくなりますが、いきなり回すはNGです。

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