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出版賞ビジネスの舞台裏

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「大賞受賞作は無料で出版」が売りの自費出版系出版賞。大賞以外の作品も続々、書籍化……っていうけれど、実際のところ、どうなの? 絵本出版賞で「優秀賞」を受賞した私の体験談を赤裸々に…
運営しているクリエイター

#絵本

Vol.11 総括~特に悪質だと思ったポイント~

 絵本出版賞の受賞後の経過について、これまで色々書いてきましたが、私が特に悪質だと感じた…

Vol.10 出版社の思いと作者の思い~その接点と際にあるもの~

 出版不況のこの時代、新人が世にでるハードルはかなり高い、というのが実情。だからこそ、み…

Vol.9 “出版権”という名の落とし穴

 この賞の応募に当たっては、「入賞した場合、『出版権』が主催者に帰属しますので、主催者は…

Vol.8 このビジネスモデルの骨格にあるもの

 調べれば調べるほど、こりゃダメだ感が募り、見積りを送ってきた1週間後に「コスト的に合わ…

Vol.7 残るは借金のみ!?~シビアに計算した結果をリアルに公開!~

 絵本出版賞で「優秀賞」を受賞。「出版化推薦書」をもらい、副賞として1万円+出版化支援と…

Vol.6 明滅する危険信号!

 ZOOM打合せの際に、もうひとつ言われたのが「あと契約のことなんですけど、年内に契約を結ぶ…

Vol.4 提携出版社との初回打合せ②~費用と部数について~

 「みらいパブリッシング社」の企画担当の方によれば、出版するにあたっては、①モモンガプレス、②みらいパブリッシングの2つレーベルがあるとのことで、それぞれの中身について、まずはざっくり説明がありました。   ①モモンガプレス ・新しくできたレーベル。最低部数300部から発行でき、うち100部は著者が引き取り。 ・本の大きさや装丁によっても変わってくるが、引き取り分を売れば30万位にはなる。   ②みらいパブリッシング ・印刷部数は最低1000部。同じくうち最低100部は著者が

Vol.3 提携出版社との初回打合せ①~どんな本にしたいか~

 メールをいただいた企画担当の方との打合せでは、「一次選考でこの作品を読ませてもらい、最…

Vol.2 オンライン授賞式に参加

 2022 年8月21日に開催されたオンライン授賞式は、各作品の講評と主催者側のコメント、主催…

Vol.1 最初の一歩~絵本出版賞に応募~

 親が子の命を経つ、不幸な心中事案を失くしたい。そういった思いを込めて書いたストーリー「…