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黄金のレガシークリアしたので初めてのnoteを書いてみる

オッス!オラ、FF14のその壮大なストーリーにどっぷりと魅せられてプレイを続けるヒカセン6年生。グラハの嫁!

アーリーから黄金のレガシーに参加し、なんとかかんとか8日かけてクリアしたのでつらつら書き連ねてみるよ

全体を通してとにかく無駄に長くこれといって目新しい意見もありません。全て個人の感想です。一部妄想も含まれます。

酷評&不満、ネガ感想は訊きたくないよ!私は楽しめたよ!って
人はどうぞブラウザを閉じてくださいまし。

前提

私は蒼天での自キャラの英雄としての物語に惚れ、
それ以来、カッコいい自キャラを見るために14を続けていると言っても過言ではないので、そもそもファイナルウクラマトファンタジー14と化した
今パッチとは、そもそもの解釈、価値観の相違があるとは自覚しております。
FF9のオマージュがあるようですが、FF9も未クリア、というか過去ナンバリングはほとんどやってないのでそこには触れませんです。

今回、黄金のレガシーを迎えるのにあたっては
暁月のフィナーレで大団円迎えたし、新章突入てことで
漆黒や、暁月と同じレベルのものは求めてませんでした。
すっごい盛り上がらなくてもいいよね!
とにかく新大陸での目新しい美しいフィールド!新しいBGM!冒険!夏休み!あとは、普通に普通の事をやれれば!とまあ、期待値をひくめに設定して迎えました。

以下、ざっくりとですが、気になったところをまとめてみます。ざっくり。

■王位継承レース
レベル95クエまで黄金丸々半分まで続く王位継承レース!
新しいマップで新種族と友好を深めつつ、なんかもうひたすらにお使いを埋めていこう!

…………………
わ、わぁ~?楽し…そう…?
あれ?これ…楽しいんだよね?えっ…秘石を7個も集め…って、こんな冗長でしょーもないのが全部で7個もあるの…うそでしょ…って軽く絶望した。
FF14初めて以来、結構な回数スキッピングウェイした。
ほんとにこんなに長く尺取らないとだめだったのか?93~94クエくらいまでに納めたらよかったんじゃないか?

後半の方特に最後のエリアなんて超駆け足に感じたくらいだし、配分のやりようあったよね?ウクラマトの成長イベントは後半の旅の途中でもできたんだから、
キャラクター掘り下げたりすることに使って欲しかったよ

■ウクラマト
「知って」行くうちに、だんだん「好き」になっていくって言うテーマにそって冒険が始まったわけだが。
私は序盤から大いにつまずいた。
運営の思惑通りにウクラマトを好きになることができなかった。これにはまじで焦ったし、動揺していた。
だって城下町のタコスすら食べたことないとか、自国の民族のハヌハヌ族のお祭りを知らないとか。
挙句の果てにはさんざんバクージャジャに妨害されてるはずの最中に呼び出されてホイホイついて行っちゃうセキュリティのガバさ。申し訳ないがイライラが止まらない。
どうしよう、今パッチの主人公枠のウクラマトを早くも好きになれないとか、やばいのでは?これは黄金のレガシーを楽しむ上で、積み、なのでは?
と思い、なんとか好きになろうといいところを書き出したりしていた。
ウクラマトは愛されて育ったゆえに素直で自己肯定感が高く、他者へ寛容なのは育ちがいい証拠。一生懸命でいい子なのだ。嫌われるほどひどくないと頭ではわかってはいるのだ。

それはそれとして

うちのヒカセンが主人公ウクラマトのお助けNPCの一人になってる構図が面白くない。これにつきる。
いちいちウクラマトとペアを組まされるのもストレスでしょうがない。
(しかも、あくまでもシナリオ上ではさもウクラマトの成長を暖かく見守り、彼女に対してまんざらでもないように思ってることになってるのが不当で不満。個人的にはまだラマチなどと呼びたくはない)

「この国の要職になってくれねぇか」…って、おいおいおいヒカセンだけかよと。一緒に協力してくれたアルフィノ、アリゼー、クルルさんの前でなんつーこと言うんだお前は。

襲撃でメンがヘラったウクラマトに対して、アリゼーが優しく厳しく諭してくれたのに「ああ、アタシはもう大丈夫だ!Aquaのおかげでな!」とか言っちゃうしな、ほんとそういうとこやぞ。

などなどなどなど登場シーンが多いだけにイライラポイントも人一倍たくさんだったんだけど、
私はこのウクラマト好きになれない問題に一つの結論を出した。
これ多分テキストと構成が悪いんだわ。

ところで

最終エリアに入る直前のウクラマトのセリフ

「こう呼ぼうぜ、ア ン ロ ス ト ワ ー ル ド」 からの

_人人人人人人人人人人_
> リビング・メモリー <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

wwwwwwwwwwwwwwwwwww
この流れはあまりにもひどすぎてポカーンとなってしまった。
黒歴史すぎてさすがの私もウクラマトに同情するレベルていうかバグだと言ってあげてほしい。

■食べる
絵本でも漫画でもアニメでもキャラたちの食事シーン大好きおじさんな私としては、
今回はみんなとの食事のシーンがほんとに少なくてがっかり。
その割にちゃんと食べ物が口の中に消えるグラになっていたのはもったいないとしか。
「食べる」シーンを丁寧に作ってくれてるのがほんとにFF14の好きなところだったのに。
少なくとも私は上陸早々タコスをべちゃーって落とされて、「また今度にしようぜ」って食べれなかったのマジで根に持ってるからな?
いや、みんなマジで期待してたでしょ?トレーラーでグラハが食べてるのを見て、みんな楽しみにしてたよね?
序盤でまさかお預け食らって以降食べるシーン無し(ちーちゃんのタコス買うシーンはあったけどさ!!)
食い物の恨みは恐ろしいよ?

せめて継承の儀で作ったヒュペ…シュピ…なんだっけ?そんな感じの。
まあとにかくめでたく勝ったんだし、みんなでわいわい食べるシーンくらいは入れてほしかった(なかったよね?見落としてないよね)シナリオの没入感、キャラとの一体感はそういうところから得られるのに。こういうところが意味もなくカットされてるのが今作非常にもったいない。
あったのはディストピア飯みたいなのを食べるイベントくらいか?
でも、色んな記憶の味を再現してるっていうくらいだから「無味」よりは
「複雑な味」にしといて欲しかったけど。
あ、でもクルルさんのご両親とアイス食べるシーンは良かったね。

横で無言でアイスパクつくグラハのあれ…あれ何?
うちのグラハを雑に使うの辞めてもらっていいですか?

■ゾラージャの心の闇、過去の事掘り下げられなさすぎ問題。
超人的父親に対するコンプレックス、及び長男(実子)奇跡の子と祭り上げられつつ育ってきたプレッシャー。
養子弟妹との葛藤。承認要求の拗らせ的なものがあったゆえだと思われるんだけど、結局よくわからない。
グルージャジャとの関係性もあまり描かれていない。
まさかとは思うがグルージャジャが養子が不憫で可愛いあまり、実子には厳しく育てたとかそういうパターン?
ゾラージャも実子のプライドが邪魔して親に甘えることなく育ってしまったとか…
はたまた実母(一切語られてない気がする)がお前だけが奇跡の子だと、真の王はお前しかいない養子に負けるなと言い聞かせて育ててきたとか。
実の子の自分がいるのに、誰よりも実力(力)はあるのに、養子と一緒に王位継承レースなんてさせられて、
やっぱり俺は父親に期待されていない。奇跡の子なんかじゃなかったんだと絶望した。とかならば分かる気がする。
でもそういうのが全然書かれてない。30年経って自分の国を得てもなお生まれ育ったトライヨラに執着しつづけているほどの恨み?何?そういうのが全然足りない。

グルージャジャとの関係性が見えないので(親から愛されなかった)(と、本人は思っているのかも)ならどうしてグルージャを生ませ(誰に?)(その誰かとはひと時でも安寧を得られなかったのか?)なぜグルージャを捨てたのかとか、そんなの知りたいような知りたくもないようなって感じだけど、やっぱり何もかも掘り下げが足りないよね。それこそ今作のテーマ「知って好きになる」が、唯一知ることができなかった相手。という事ならまあ、それはそれまでなんだけど。知るチャンスくらいは作ってほしかったよね。

■コーナ陣営どんなかんじだった?
最後にあなたたちに出会えてよかったです!って言ってたけど。大人組のサンクレッドとウリエンジェと旅の途中をどんな話してどんな風に過ごしてその結論が出たんだい?
今までのシナリオだとそういうご褒美シナリオいっぱいあったと思うんだが。そういうシーンも希薄なのでどうしても人間関係も薄っぺらく見えてしまう。そうはいってもいいキャラだったよコーナきゅん。

■ヴァリガルマンダ雑に扱われすぎ問題
伏線バッキバキに張られて満を持して復活したヴァリガルマンダ…
戦闘キターーー!っと楽しみにしてたヴァリガルマンダ…
あっさりと使い捨てにされたかわいそうなヴァリガルマンダ…
もっと使い方あったよねヴァリガルマンダ???!

■バクージャジャ
旅の間にいつの間にか強くなった謎のウクラマトにLBゴリゴリたった一人で撃破しちゃう。なんだそれ。
ヒカセン、見てるだけ。なんだそれ。
助太刀させろとかは言わないけどさ、せめて今にも倒れそうなウクラマトにフィールド外から激を飛ばすとか、力を送ってLBゲージがたまるとか、そういうイベントシーンくらいあってもよかったんじゃないか。見守ってくれてありがとうな!じゃないんだよ。

そして、負けたらあっさり牙を折られてしょんぼりバクージャジャ。
バクージャジャ大好きだったので、最後までウクラマトをメスネコチャン呼ばわりして悪役を(最後は悲しい道化と化したとしても)貫いてほしかった。
あまりにもあっさりといいやつになりすぎてうーん。
しかも王国付きの兵士?に収まっちゃって、うーん。
前王が必死に封印したヴァリガルマンダを解放して民に被害出してるのに
お咎めもなし。トライヨラあまりにもガバくない?理王仕事して。

双頭の教え
これこれこんな悲しい歴史があるよ!たくさんの兄弟が犠牲になってるよ!って言うけど、演出上テキストと引き上げた壺と、ちらっと水底のたくさんの壺が映し出されただけ。
いつもだったらこのあたりで超える力で邂逅ムービーが入りそうなのにちょっと説得力ないなとおもった。

しかし、日の当たるところに住みたい、日の当たる土地が欲しいって言ってるのに、そうだ!この土地でも育てられる作物を!これで問題解決☆彡って…なんかずれてない?それで長年の教えから開放される?

■世間の評判があまりにも悪いシャーローニからの流れ
ようやく黄金郷(の扉)を見つけたのになんで解散!?しかもどう考えてもサカトラルに行くより黄金郷の方がそそられるでしょ!黄金郷行こうよ???!!
…と、しぶしぶ行ったシャーローニだけど

実は私的には結構FFしてる~って感じでスキだった
まあ早い話がようやくウクラマトの子守から解放された解放感と、夏休みがようやく始まった感が気分を高揚させてくれてたんだろうけども。

野生のエスティニアンに遭遇したり(なんならこの人が一番夏休み満喫してたよね)襲われるナミ―カを助けたり、デコワ君との出会いがあったり成り行き上鉄道会社の人を助けたり、鉄道修理に駆けずり回ったり
ここまでの地で出会った人脈を駆使して鉄道爆弾つくって突入とか、どっかで見たことあるなという展開だけど、まあいい。嫌いじゃないよ。
うひょー!無人在来線爆弾!と一人テンションあがったシンゴジラ大好きおじさん

とまあ、新生から今まで繰り返し繰り返しやってきた「冒険者が冒険者らしいことをした結果」の総集編という感じで。
そうそうそうこういうのでいいんだよって私の中の井之頭五郎がずっと頷いていた。

■ソリューションナインと スフェーン

スフェーンは一番どういう感想を持てばいいのかわからない。
書いては消し、書いては消ししている。
正直こんなに何も興味が持てないキャラクターは初めてで困惑している。ちゃんと嫌いなウクラマトのがキャラクターとして認知してるだけましかも。

よかったのは「気が向いたらちゃんと働くんだぞ~」のセリフ。
多分今後14ちゃんの中で永遠に語り継がれるミームとなるだろう(そうか?)
国の王様がそんな近所に住む年上のお姉さんみたいな説教レベルでいいのかよとは思わなくもなかった。

気になったのは
ソリューションナインの建造物や人々、機械の人形や武器のデザインなんかは、ゲーミングスターウォーズって感じで
国民はサイバーっぽいような、ヒップホップみたいなカッコしてるのに
なんでスフェーンだけふんわりした妖精の国みたいな。
微妙に世界観に合うような合わないようなカッコなんだろう。わざと?
旧アレクサンドラ王国風…?
と思ったけどリビング・メモリーで会った王国騎士オーティスは中世ぽいかっこしてたしなあ。
いまいちつかみどころのないキャラ、どことなく世界から浮いた存在。の、象徴としての衣装デザインなんだろうか?

■シャットダウンにあまりにもためらいがない。

カフキワさんの願いっていうけど、それは永久人達みんなの総意なの?ちがうよね?

しかも、そのへんにいた数人の話を聞いて、みんな幸せそうだったね。それだけ?その中には消えたくないっていう人もいたんじゃないの、っていうかいるよね。そういう存在は見えるように配置せず
そういうことに思いを巡らせず、カフキワが望むなら仕方ないよね。って納得してしまうのはなんか違うんだよな
シャットダウン自体の演出はいいのに、次のエリアに行くとキャッキャはしゃいで観光とかしてるし、劇とかやってるのが薄ら寒くてなんかもう薄目でしか観れなかった。

永久人のシステム自体が破綻しているとアルフィノは言うだろうけど、私達の知ってるアリゼーなら、絶対悔しくて歯がゆくてきっと沢山苦しんでそして、グラハなら、他の手立ては無いかきっと考える。でもきっと最終的にカフキワの意思を尊重する。私の知ってる暁のメンバーならそうやって決断をする。でもそれを感じさせて納得させてくれるテキストはなかった。
唯一の一般人で当事者のエレンヴィルだけ言葉なく突っ立っていたが。
むしろしゃべらせないでくれてよかった。
終始、早く素直になって、後悔しないでってハラハラしながら見守れたのでエレンヴィルとカフキワのくだりはよくできていたと思う。

■ラスダンからのラスボス
すいませんこの辺もうテンションガタ落ちでなんの感情も芽生えてこなかった。
路という台詞を擦りすぎなんよ…ウクラマトここでも乱入してくるんか。どこかで見た展開だなとか思って眺めてた。

総評

全体を通して、構成・テンポが悪い。イベントや世界観や設定を理解してほしいばっかりに肝心のキャラの掘り下げができてない。
セリフがガバガバで薄っぺらい。一貫性に欠けるのでちょいちょい違和感が挟まれる。
同じようなセリフを何度も擦りすぎ。家族!笑顔!路!何回言うねん。暁月もひどかったけど、暁月は全体通してテキストの説得力があったからそこまで気にならなかったんだけど。そこは石川夏子氏の持つ「読ませる力」なんだろう。

黄金に関しては何度も繰り返し言うことで逆に上滑りになっている感。
今までのパッチではクエスト外でNPCに話しかけると、思いがけない話や思いが聞けて楽しかったのに今回は終始当たり障りの無いことしか言ってくれないのも道中の楽しみが削がれてたのもつらかった。

ストーリーへの感動って、ちょっとしたエピソードやセリフを自身の中に大切に大切に石塔のように積み上げていき、これ以上詰めないってくらいに高まったものが最後に崩壊していくようなものだと思うんだけど。
黄金では足元を固めたくても、テキストへの違和感や不満点が綻びとなって小石のようにぽろぽろと崩れて行くので、なかなか積み上がらず、結局気持ちがずっと盛り上がらないままクリア。
正直シナリオライターが変わるとここまで違うのかと思いました。
私はFF14のシナリオ好き!最高!と思っていたけれど、実は石川夏子氏がFF14という世界で生み出してきた美しい言葉の世界。それによって紡がれる物語が大好きだったんだな…と気づいてしまった。そしてそれは今作ではもう会えないんだ(多少関わってらっしゃるかもしれないですけど)と気づいてめちゃめちゃしょんぼりしてます。せめて秘話を書いてくれないかな〜どうかな〜

まあ、言いたいことはまだまだたくさんあったし、ふせったーでも結構書いていたんだけど、さすがに7000文字超えてしまったのは自分でもドン引く。なのでここらへんで。とにもかくにも7.0おつかれさまでした!
ようやく私の夏休みが始まるぞオラッ

おまけ

■ゴンドラデェトからの噴水ショーデェトに関して
私を含む全世界三億人のグラハの嫁歓喜イベントありがとうございますありがとうございます。
あのグラハの「…噴水ショー、綺麗だったな。」の一言の後に、
噴水ショーを見つめるAquaさんの横顔を見つめるグラハのカットが流れて「…でも、オレはあんたの方が…い、いやなんでもない!忘れてくれ!」
って真っ赤になって走り去るグラハのシーンがもうとにかく最高だったよね…///

…え?そんなシーンなかったって?
アレ?オッカシイナー⁉

※感想には個人の妄想が含まれることがあります

 

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