音楽ジャンル:トランスって何?ってとこから推しのレーベルまで

こんにちわ。こんばんわ。ばくだんまと申します。
DJの際はThermal Energyという名義で活動をしております。
様々なジャンルのmixを上げてたりプレイしたりしてますが、メインジャンルとしてはトランスをプレイしています。
そこで、まだ自分の浅い浅いトランスの知識を用いてトランスというジャンルを周知する目的・・・というよりかは、
自分自身の中でトランスってどの立ち位置のモノなんだ?というのを自覚するために主観100%で文字起こししたようなものになります。

本記事は某鯖のアドベントカレンダー企画が発端で書き起こしました。

1.トランスってそもそもなんだ?

トランスとは、いわゆるダンスミュージックのジャンルのうちの一つです。

125から150 BPMくらいまでのテンポで、短いシンセサイザーの旋律を際限なく繰り返し、うねるような雰囲気を出すのが特徴。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9_(%E9%9F%B3%E6%A5%BD)

トランスという名前が付いているジャンルはまんまこの通りです。
ドンツク鳴ってても4つ打ちが永遠に続いててもメロディーが絡み続ける、その繰り返しによるトリップに近い状態になるのが、原義のトランスって言葉通りの意味となります。

私のトランスのスタート地点

え?そっから?ええ。ここから。

で、上の説明から行くとテクノと何が違うの?って思われる方とかいらっしゃいませんでしょうか?自分は結構最近までこのあたりを雰囲気でしか分かってませんでした。
改めて文字に起こすと、

  • テクノ:ビートにテンションが低めのメロディーが入る。メロディーよりもビート側が主役。

  • トランス:ビートにテンションを上下するメロディーが入る。メロディーが主役。

自分はかなりざっくりとこんな区分になってます。
上記2ジャンルとハウスを含めたものは4つ打ちのビートを繰り返したものでグルーヴを得るところから親和性が高く、同じmixでもジャンルを渡って使われることがあったりします。

2.現在のトランスの立ち位置

一言で言うと主流ではありません。

トランスが主流と言われた時代は日本では00年代中盤、
世界的に見ても主流だった時代は00年代後半だと思ってます。
日本ですと、流れそのものとしては90年代後半あたり、小室哲哉大先生がメチャクチャ活躍されてたりしましたが、
もう少~し後のCyber Tranceや浜崎あゆみによって大きく認知された瞬間が音楽ジャンルとしてのトランスという言葉が広まり一番輝いていた瞬間でしょうか。

多分一番日本でトランスが元気だった時

じゃあ今ってトランスって元気なジャンルじゃないの?って聞かれると・・
実はそうでもないです。というか、多分今の音楽ジャンルって大体そんな感じだと思います。どのジャンルもキッチリ独自のシーンを持ってて、どこかのサブジャンルが栄えてるシーンがあったりとか。

3.トランスのジャンル(現在でもよく見るもの)

見出し作っといてなんですが、自分の掘れてるモノ限定の紹介になっちゃうんですよねこれ。

Uplifting Trance

現在のトランスとしての王道ジャンルだと思っています。
BPM138~145を中心に、強くエネルギッシュなビートを用いるトランスであり、トランスを中心にプレイするイベント向けのジャンルになります。
BPMと音の強さからレイヴサウンドの音から繋げていくのも良さそう。

ひたすら強いビートに力強い進行のメロ

記事執筆当日リリースされた楽曲ですが「まさに」と言える音だと思います

Progressive Trance

Uplifting Tranceと比べるとミドルテンポ寄りのビートで構成され、
進行自体は優しいですが壮大なメロディーをブレイクと同時に始めるイメージが強いジャンルです。EDMフェス等でもよく聞くこともありトランスとしてのイメージがあまり強くないのかも。
シンセで言うところスーパーソウがよく使われるジャンルな気がしてます。

来日イベントで感動したMatt Fax

日本勢でもSouyaさんが活躍されてます

Deep Trance

メロディーのテンションと曲の展開を少なくしたジャンルで、長時間のビートを使ってグルーヴを得る、
上記2つのジャンルとは相反して落ち着いた方向のジャンルです。ただ単に落ち着いているというわけではなく、トランス特有のビートやベースの強さはそのままにメロディーのテンションの強さを抑えている形。
トランスの中でもテクノ・ミニマル寄りのジャンルなイメージですね。

Pete K,Gai Baroneはこのジャンルのヘッダー的存在だと思ってます

Melodic House

いやHouseって書いとるやんけ。

ジャンルとしてはProgressive Tranceが源流になり、そこにジャンル名通りよりメロディーを柔らかい・優しい音中心に構成されたジャンルになります。
中間を取ってMelodic Progressive Houseと呼ばれることもあります。
このジャンルに関しては今の日本では結構アツく、関西を中心にMelodic Houseがプレイされるイベントを最近よく見る気がします。

日本が誇るProg God、Shingo Nakamura

最近のリリースの中でもEmbers Melodyさんはかなりアツいです

ちょっと前(3~4年?)まではProgressive Houseと一括のジャンルでしたが、
EDM側の壮大なProgressive Houseとの混在を避けるために分岐されたジャンルの認識です。本ジャンルでは言えばProgと呼ばれて分けられてました。
あんまりこれについて書きすぎるとバトルが起きかねん。

4.推しレーベル

ここについて書きすぎると記事がトンデモ長くなってしまうため一部の紹介に留めさせてください。
トランスにおける海外の主要レーベルは多分皆さんご存知だと思うので、ここでは私の推しレーベルをご紹介させて頂きたいです。

Unitone

phaseシリーズを中心にトランス中心にリリースを続けられており、イベント毎にリリースされる楽曲クオリティは圧巻です。毎度リリース楽曲のレベルが高すぎる。

Embers Melody

多分今一番勢いのある日本のトランスレーベルです。

前述したMelodic Houseを中心にリリースを続けられており、国内外を問わず強力なサポートをされているレーベルです。
日本のMelodic Houseシーンをブーストしたのはここだと思ってるよ私。

aranmusic

HARDCORE TANO*Cのメンバーであるaranさんのレーベルです。

所属しているレーベルもありハードコア系のリリースが多い方ですが、
私個人的にはaranさんのトランスが本当に好きで毎度リリースを楽しみにしてます。
ここ紹介したくてこの記事書いた。

5.最後に

トランスの歴史をオタク全開にして書きたかったんですが、そのネタ作ってる最中にBeatportさんが完璧な記事出してきたので全ボツにしました。
英文になりますが機械翻訳を通してでもいいのでトランスに興味がある方は是非一度目を通してみることをオススメします。
源流のトランスから00年代のトランスに至るまでの流れ、トランスのサブカテゴリとなるジャンルがどのように派生して行ったかが細かく知れる良い記事だと思いました。

あー久しぶりに文章書いた。

私Thermal Energyは定期的に以下TwitchチャンネルでDJ配信を練習がてらやってたりします。お時間あれば見に来て下さいませ~
https://www.twitch.tv/aqlpia
では、最後に楽曲を紹介して終わりになります。
ここまでお読み頂きありがとうございました!

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