ぼくは魔法使いになりたかった34

土龍は話しつづける。

「私が過去に君を送ろう。身内の方にはこちらから、承諾を得よう。そうすれば、実質的に貸し借りなしだ。」

嬉しいのかあまりにも美しい笑顔だった。

貸し借りって、じーちゃんとだろう。

自身に関係ない罪の精算をするはめになった。

名前があまりにも簡単な事を心配されたが、ぼくは、漢字なので正確に詠唱出来ないと踏んだ。試しに拘束してくれって言ったが、出来なかった。

万が一異世界人に出会ったら、終わりだけどね。

それから、荷物を準備したり色々忙しい時間を過ごした。ハルクは何か言いたそう。龍の命と知っているのでなにも言わない。

向こうでは、誰を頼るって聞いたら、祭りで子供に会わせると言われたと、火龍さまより賜りました。

知らないって言わないだろうな、内心メチャクチャ心配しながら、数日の身支度だけ持って過去のこの場所へ

何も知らずに飛び立った。

この日、隣国との間に
後に"竜戦争"と呼ばれる。
戦いが始まった。

「さて、隣国のナウル(ナウルとは、上位魔法使いの事をさす)よ。いつまで息子にへばりついているのですか、返して下さい。」

話せないので、心に呼びかける。

「決して離れまい。このものにとりつき好きなだけ魔法を使い世界をこの手に・・・」

彼方がいれば氷漬けにして、相手が死ぬか飛び出すまで放置しただろう。ある意味大人ばかり龍二人の力にビビるだろうと油断した。

ここで、3つ間違いをおかした。
1つ目彼方をこの場から去らせた事
2つ目竜の拘束を解かずに檻を開けた事
3つ目彼方を過去に送った事

後々まで後悔することになる

第34回ここまで

わぁーん😭過去なんて無理だ!
私にどうしろと

つまらない、あきた、どうでもいい、

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