ぼくは魔法使いになりたかった26

「んっ?」どうしたのかと暗に聞くハルク

「・・・」ぼくは、答えない。

「彼方どうしたんだ?」心配している。

ぼくは、どうしても納得いかなかった。
ベッドの上でふて腐れている。

「困ったやつだ」少し微笑みながら、ハルクは言った。

「まぁわからなくもない。お前まで手が回らなかったんじゃないか?」小さく笑う。

皮肉はいい。孫は沢山いて、きっとぼくは、忘れられてたんだ。すっかりいじけ虫。

「まったく。」あきれ顔になる。

「聞いたら良いだろうよ。身内なんだから」

「忙しくしてるし、会いにも来ないじゃないか・・・」

ふて腐れてる彼方に仕方なく、話始めた。

「会いにもこないんじゃない、来れない」真顔のハルクマジ怖い。

「なんでだよ。さっき、身内だって」言い返す。

「立場がある。大魔法使い。お前はまだ見習いだがな、二人一緒じゃまずいんだ。」

「各国それなりの魔法使いはいるが、龍に信頼された強力な魔法使い。二人揃うのはまずいんだ。」

周辺事情はわかった。どうやって話す?

「寝ろ」

「?」ぼくは、頭に沢山???

「眠ればわかる」眠くないのにな。

ハルクは、ぼくの頭を枕に押しつける。

上掛けをかけられると、微かな香りなんだっけ・・・甘い香りがする。眠くないのに。

ハルクはまた書類に目を落とす。

静かな時間がまた、戻ってくる。

第26回ここまで

うっ!全く展開せず終わったよ(涙
なんなん、なんなんだこの二人は。
次号から、波乱が・・・ウソです。
きっと、ボチボチ。

つまらない、あきた、どうでもいい、

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