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ぼくは魔法使いになりたかった(全52話)

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お金もない、力もない。 そんな自分にも夢があった。 人をたすけたい。 魔法が使えたら出来る? ゲーム世界で極めた絶大な魔法力。 役にたつ世界なんてあるの? ちょっとだけ働きながら…
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#しばらくボチボチになるかも知れません

ぼくは魔法使いになりたかった24

ぼくの夢の中に人がいた。

「はじめまして」(実際にはこの前背中を見たし、初めてじゃないけど、)一応頭を下げる。

相手はあのじーさん、違った。スゴイ大魔法使いらしい。

大魔法使いのなかでも、魔法力(MP)が凄まじく、相手は竜と間違えて逃げたって伝説がある。

こうして目の前にいても、押さえてるのかな?わからないや。

「彼方、お前はわしの直系じゃ」ポツリと言う。

(ふうん、そっか。)頭はなに

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ぼくは魔法使いになりたかった23

ぼくは魔法使いになりたかった23

頭がボーっとしてる。

なぜだろう、理解がおいつかない。

目の前のハルクに説明した。

「たぶん、龍たちと話す大魔法使い。どこかに行くって、子や孫たちの為に必要なことをするらしい。」

頭の整理がつかず、見たままを言う。

ハルクも黙ってうなづく。

「なぜ、ぼくに・・・」

とまどうぼくをハルクは黙って見つめる。

「少し眠れ、いてやるから」

いつもにまして、優しいハルクに驚く。

「どうし

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