【登壇報告】「コーディネーション×kintoneで学生のNPO活動を加速する」で事例報告


今年度、NPOインターンシップラボの一環でサイボウズさんのご支援のもと、kintoneエバンジェリストの細谷さんに伴走いただき、横浜でkintone活用をしてきました。

先日、その報告も兼ねた勉強会に登壇をしました。
勉強会の報告はこちら(NPOインターンシップラボ)

こちらでは横浜から報告した内容を中心に紹介したいと思います。
アクションポートでは昨年度から学生の活動において、kintoneを活用していますが、大きく2つの活動でしようしています。
一つはNPOインターンシップの活動

もう一つはアクションポート内部の学生たちのマネジメントです。


いくつか発表した内容を紹介。
1つはインターン生における日誌の活用。
kintoneアプリにて日誌を作って、各現場で活動するインターン生には活動後に日誌を入力してもらっています。

今年度は621件の投稿がありました。
kintoneはスマホアプリもあるので、帰りの電車でも簡単に投稿ができ、活動の振り返りと記録になります。
活動内容がわかるので、コーディネートするアクションポートとしても学生の現状や課題が把握でき、かつ学生同士もお互いがわかり刺激になります。
さらに、今年はこの日誌に「いいね!」ボタンをつけることができました。
これにより、双方向的なやり取りが可能になり、記入のモチベーションにもつながりました(これまではコメントをしていましたが、数が多いと大変かつ単調になりやすかった)
こうしたアプリの活用で、長期間活動する学生同士のモチベーションや状況把握ができる、という紹介でした。
他にもインターン生同士でスレッドを共有することで、学生同士のオンラインでの交流や各現場での情報交換も繋げるなど、kintoneの導入で活動の効率化と活性化を図ることができました。

もう1つはアクションポート内部で活動する学生同士の情報交換の場をkintoneで作っています。
アクションポートは多様な学生が活動し、入れ替わるので、一番の肝は情報共有になっています。
本来はメールの書き方などは個別指導したいところですが、人数が増えると大変。さらに活動の途中から入ったりすると何がどこまで進んでいるかわからない、ということも多々あります。
そこで、お互いの情報を共有・見える化するためにkintoneを使っています。スレッドやアプリでストック情報を蓄積したりもしていますが、今回はメールの添削をスレッドでしている事例を紹介しました。
アクションポートでは外部の方と活動することが多いので、学生がメールを書くことが多いのですが、添削と共有を兼ねて送る前にkintoneに書き出すルールにしています。
ここで内容の確認やメールのチェック、不慣れな学生の場合はメールの添削を行います。内容が書き出されるので、全員が見ることができる。過去の内容も見ることができる。どういう書き方をすれば良いか、どういう内容であれば良いかは過去の内容を見ればわかる。誰かが間違えればその内容が添削され、ストックされていくので、途中から参加しても同じクオリティでメンバーがメールを書けるようになっていく、というものです。
こちらはメール以外にもSNSなどでも活用していて、お互いに共有することで送信ミスや投稿漏れをなくす意図もあります。
kintoneは結果だけでなく、プロセスも共有できるのは大きなポイントだと思います。


最後にまとめです。

新しいアプリなので、学生たちが習慣化するまでは時間がかかりました。LINEがあるとついそちらでコミュニケーションしてしまったりするので、統一かと習慣化はポイントですね。
一方でログ化に強いので、日誌のようなアプリを作成し、どうコーディネートに活かすのかは考えていけばいろんな可能性があると思います。
この2年間、kintoneを初めて活用し、いろいろチャレンジしてみましたが、導入したことでいろんな効率化を図ることができました。
まだまだいろんな可能性があると思いますので、引き続き、チャレンジしたいと思います。
今回はこういう報告を勉強会でしてきました。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?