(3-10)転職に向けて【 45歳の自叙伝 2016 】
父からの話
父に相談すると少し気持ちが落ち着いたようだった。何か変わるわけでもなかったが、気持ちが落ち着くと、不思議と再び仕事に打ち込もうとする自分もいた。その時は聞いてもらうだけでも良かったのかも知れない。ただ、心の底では「このまま終わるのは御免だな…」という思いが常に横たわっていた。この思いはときに大きく湧いて、ある種の現実逃避のよう感覚にもなっていた。そうなるとまた父に話を聞いてもらうのだった。
しばらくして父は「少し待っていろ、今、PCBが動き出しているから、