(3-1)高校を卒業して【 45歳の自叙伝 2016 】
浪人生のアルバイト
大学入試に失敗した私は一浪させてもらい新宿の予備校に通い始めた。そして家計の助け(…と言う表向きの理由であったが、ほとんど家に生活費は入れなかったと思う)になればと、新宿にアルバイト先を見つけた。
そのアルバイト先は新宿駅の地下街にあったとても忙しい喫茶店だった。勤務初日はあまりの忙しさに圧倒され、矢継ぎ早に出される指示にただ従うだけだった。不意に誰かに「三日持ちこたえたら、お前は大丈夫!」と言われたのが耳に残り「とにかく三日…」と思い、どうにか仕