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アトリエ三月コンペ∥FLAG∥展示作品 『明日』の解説

こんばんは。お久しぶりです。
私は今、アトリエ三月さんに『明日』という作品を1点展示して頂いております。

自分が描いている人物が全員同じ人物であるという認識は随分前からあったのですが、それが自分であるという事が、最近やっと受け入れられてきました。

そこで、今回の作品についてです。

数で自分の作品の拙さをカバーしているような言い訳をしているような後味の悪さを反省としていつも感じているので、よっしゃ一球入魂するかと、今回はひとつだけ描くことにしました。(決して何作か描くことを非難している訳ではありません。)

仕事は好きです。幸せとか、平和を感じる事が多いからです。それも、特別なことではなく、積み重ねてきた結果とか、何気なくこうしたら良い、というような事から生まれてきたような温かなものです。

その影響からか、幸せを、平和を共有したいという気持ちになりました。この気持ちを伝えたいと。

いつも絵には感情をぶつけていたように思います。
ぶつけるのではなく、もっとなめらかにしたいと思いました。

そんなことを考えていた結果、明日を緩やかに迎えられるような絵を描こうと決めました。

私は明日が来るのが嫌です。でも、同時に今日を早く終わらせたいとも思っています。ただ、楽しみなこともぽつぽつとできてきました。会いたい人も居ます。観たい作品もあります。

でも、どんなことも今日を終えて、明日を迎えなければなりません。でも、緩やかな坂道を、えっちらおっちらと登って降りるような、なだらかな気持ちで向き合えたら。

色々な日があります。でも、えっちらおっちらと乗り越えられたらと思います。

そんな絵を描きました。観ていただけましたら幸いです。