「ハッピーエンド」のその先で
はじめまして、杏と言います。
もしくは、いつもお世話になっています。
この名でこの場で、言葉を書き出すのははじめてなので、はじめましての方が収まりがよいかもしれません。
ネットの海に漂いだしてからは20年以上。レズ風俗を利用し始めてもうすぐ丸2年。そして、この昔使っていたハンドルネームを再度取り出し、積もった埃を払い、Twitterで使いだしてからは1年ちょっと。
性サービスの利用を通して、色々思うに任せて書いたことを、あの振り返りづらい、取り出しにくいツールにあれこれ放流し、だいぶそれが溜まってきたので、もう少し読み返しやすいところにまとめ直すか、と思い、このアカウントを作りました。
もし、ここ起点で私の徒然を読んで下さる方がいた時に、この発言をしているこいつは何者なのか、という背景が少しわかるように、初めに自分のことを簡単に記載しておこうと思います。
私は、付き合いの長い女性のパートナーと、2人で買った持ち家でまったり暮らすアラフォーのレズビアンです。
パートナーとは、家族観、仕事、食、金銭感覚などの日常的な面では価値観が一致しており、基本的には穏やかに仲良く暮らしています。
カムアウト済みの親や兄弟との関係も良好で、たまにパートナー込みでご飯を食べに行ったり遊びにいったりします。
仕事はお互いフルタイムの正社員として安定。友人ぐるみの付き合いも複数あり、そのいずれもが私達の関係を承知しています。
レズビアンとして、私は「ハッピーエンド」を迎えた、ある意味完成された生活を送っているのでしょう。
「二人はいつまでも仲良く暮らしました」というやつです。
けれど、「ハッピーエンド」のその先で「いつまでも仲良く暮らす」中、私達カップルは、セックスに関する価値観だけは次第にズレていきました。
最初は少し間遠になり、次第に全く合わなくなり、有り体に言えばレスの期間が数年続いた後、私はレズ風俗の利用に踏み切りました。
(このあたりの経緯や、心情をまとめたものがこちらの記事です)
ここでは、そんな人間が2年近くサービス利用を続ける中で、とても素敵なキャストさんたちとご縁を得て、Twitterでユーザーの方と交流し、友人を作り、何故か女風も少し覗き込み、女性向け性サービス業界のあれこれを見聞きする中で、思ったこと、呟いたことを残しておく為の思考倉庫です。
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