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𝐦𝐢𝐬𝐚𝐭𝐨
2024年2月25日 12:22
紅茶の香りを愉しむためのこの喫茶店に香水の香りはそぐわない。ランテルディもジャドールもこの日だけは留守番をしてもらう。扉を開けるとカランコロンという鈴の音と共に茶葉の香りが鼻腔を擽る。この店のシンボルといえよう大階段を上り席に着く。予約を入れた訳ではないが、いつもわたしを出迎えてくれる角の席。わたしの特等席、と勝手に呼んでいる。《はちみつミルクティーとシフォンケーキをお願いします》紅茶