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記述解答作成 本文の言葉はそのまま使えるか?

こんにちは、久しぶりのnoteです。現代文の松本です。

記述の解答を作成するときに、本文の言葉を用いて書くか、変えて書くかですが、たとえば、今年の共通テストの問2の正解を見てくれると、「人間」「理解」「不可思議な現象」「意味」「日常」「世界」は本文の言葉をそのまま使用しています。

「導き入れる」は本文の「中に回収する」を換言していますが、記述で説明するのなら、「中に回収する」のままでかまいません。
共通テストやセンターの正解選択肢が完璧かどうかはともかく、記述解答作成の一つの目安になります。

2020年度センター試験第1問の正解選択肢の「言語」「文化」「背景」「理解」は本文の表現そのままです。「異なる」は本文では「違った」となっていますが、同じ意味ですから、記述の場合、本文の「違った」を使ってもOKです。

結論。本文の表現は基本そのまま使えるのですが、表現を変えるべき場合もあります。字数を圧縮するために表現を工夫する、人称代名詞を普通名詞・固有名詞に変える、比喩表現を比喩を用いない表現に変える、慣用句は辞書の意味を踏まえて換言する、などです。

具体的な問題の解答を、信頼できる先生の指導、信頼できる参考書・問題集の解説で確認してください。

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