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【超簡単!】WEBサイトのクリック率が倍増した事例を紹介します

こんにちは、WebrydayのOです。
Webrydayでサイト運用、ディレクションを担当しています。

主にクライアント様のサイト運用、改善を行っておりますが、今回は株式会社きちり様で実施した、リンク表記変更でクリック率が倍増した事例を紹介します。

株式会社きちり様について

株式会社きちり様(https://www.kichiri.co.jp/)は和の様式美とモダンを融合させた「KICHIRI」や、石窯で焼くハンバーグステーキ専門店「いしがまやハンバーグ」などを展開されている企業です。

「和」の様式を現代風にアレンジしたKICHIRIの店内


改善点はどこ?サイトをチェック

きちり様が展開されている「KICHIRI 新日本様式」(https://www.kichiri.co.jp/japanstyle/)ページで改善できるところはないか?ということでまずはページをひととおりチェックしていきます。

ページにはフードメニューやお店の情報が掲載されており、座席の予約は外部サイトで行います。ページ内に外部サイトへのリンクが設置されており、どれだけ遷移していただくかが重要です。

そのなかで気になったのがリンクの英語表記でした。

画面上部のメニューが英語表記

メニュー部分が「ABOUT」「COURSE」など英語で表記されています。「FOOD」や「DRINK」は見た瞬間にフード、ドリンクメニューを紹介しているのだろうな、と想像がつくかと思います。

一方で、予約ページのリンクは「RESERVATION」と表記されていました。
「RESERVATION」は「FOOD」や「DRINK」ほど馴染みのある単語ではなく、パッと見て「?」と思われた方もいるかもしれません。

他にも気になる表記がありました。

クーポン一覧ページ

上図はお店でご利用できるクーポンの一覧ページですがリンクが「PRINT」と表示されていました。

PRINTは馴染みのある単語だと思いますが、スマートフォンで見た場合「印刷しないといけないのか…」と思われてしまうかもしれません。

これらの表記がクリックを遠ざけており、修正によってクリック数、クリック率の増加が見込めるのではないかと考えました。

表記を修正してみると

そして、これらの表記をそれぞれ「WEB予約」、「クーポン表示」に変更しました。


「RESERVATION」から「WEB予約」に変更


「PRINT」から「クーポン表示」に変更

変更後しばらくして、Google Analyticsでクリック率の変化を確認すると、「クーポン表示」のクリック率がなんと13.2%から32.1%と大幅にアップしました。

一方、「WEB予約」クリック率は変更前と比べて増減がありませんでした。この要因として、ボタンの競合が挙げられます。
実は、スマートフォン用ページには画面の下の方にWEB予約ページのボタンが設置されているのです。

ページ下部に表示されている「WEB予約」

GA4を見たところ、もともと予約のためにはこのボタンが多く押されているため、ハンバーガーメニュー内のボタンのテキストを変えたところであまり効果はなかったようです

まとめ:表記内容の重要性

今回紹介したものは、サイトのデザインやリンク位置は変更せず、リンクの表記のみを変更しました。それでもクリック率がアップしたことから、表記内容の重要性を改めて感じました。

改善するうえでのポイントは、いきなりGoogle Analyticsでデータを見るのではなく、「こうではないか」と仮説を立ててから見ることではないかと思います。
はじめは上手くいかないこともありますが、仮設立案、検証を繰り返すことで仮設の精度が上がっていきます。

以上、事例紹介でした。

Webrydayではお客様のビジネス成果を達成するための支援を行っております。どのように改善すれば分からない、などお困りなことがございましたら、ぜひご相談ください。