(ネタ)大怪獣ゴキラ 北海道危機一髪


西暦20XX年、北海道以外の土地はすべて沈没。人間の世界は、
「北海道のみ」となった。

ある日、巨大な怪物が現われ北海道全域にわたって暴れ始めた。
当初、怪物は「コオロギ」かと思われたが、研究の結果、北海道
には未知の生物「ゴキブリ」
だと判明した。ゴキブリは
「ゴキラ」
と名づけられ、連日報道のトップを飾った。

とにかくすごい怪物だ。動きは早く、なんでも食べ、おまけに空
も飛ぶ。


北海道防衛軍司令は、最後の手段、レーザー光線砲を投入する事
を決定した。
司令「頭部をねらえ!発射!」
いかにすばやいゴキブリでも、頭部にレーザーの集中を受ければ
ひとたまりもないものと思われた。ところが、
「司令、ヤツは頭が消滅してもさらに大暴れです!手がつけられ
 ませんっ!レーザー砲破壊されました!!
「うわ、飛んだ。」
「ひ、ひえええ!!」

……だめだ、こりゃ(c)いかりや である。

司令 「一体、どうすりゃいいんだ……。」
謎の声「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、お困りかな?」
司令 「おおっ、あなたは!!」

謎の声の正体は俗に「内地の長老」と呼ばれている老人であった。
世界沈没の際、東京から北海道に謎のグッズ「ママさんダンプ」
調査に来ていて、偶然にも生き残った北海道民以外の最後の生き残
りであった。

長老 「全くゴキブリの頭をつぶしたくらいで退治できたら、苦労
    はありませんぞ。ヤツらは胸にも神経節があって動き回る
    のじゃ」
司令 「ええっ、そんな恐ろしい敵だったとは。長老、どうかお知
    恵をお貸しください!!」
長老 「うむ。」
長老は重々しくうなずくと、目をクワッと見開き、
「まずは北海道中の台所洗剤を買い占めるのじゃ!」

早速、長老の指示で防衛軍は新兵器を開発した。
巨大な水鉄砲である。
さらに、その中に北海道中から買い占めた台所洗剤をつめる。

司令も半信半疑だったが、わらをもすがる思いで急ピッチで作業は
進むのだった。

ゴキラはついに、北海道民のソウルフード「焼きそば弁当」工場
まで、あと一歩の距離にまでせまっていた。ここが破壊されれば、
北海道民は全滅なのだ!

決戦のときは来た。
司令 「ママメロン(洗剤の商品名)砲発射!!」
ゴキラに洗剤直撃。あっさり死亡。

司令 「ええっ!?こんな簡単に?洗剤なんかで??
長老 「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、内地の主夫の知恵じゃよ」

こうして、「主夫の知恵」で北海道の平和が戻ったのであった。
主夫って……と、司令は心の中でつっ込んだが、
ママさんダンプなんて研究しているヤツに甲斐性があるわけ無い(爆)
のであった。


とにかく、めでたし、めでたし。



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