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Arctic Monkeys

★ガレージロック20%
★オルタナティブ80%

 アークティックモンキーズのロックンロールはフロントマンのアレックス・ターナーの作るメロディとシニカルな歌詞、そして生意気そうなポーカーフェイスによく現れている。特に歌詞はゴーストライターがいるのでは、との噂が立つほど。若者が書いたとは思えないような叙情的な歌詞を書く。また、曲はとても(いい意味で)ひねくれていて二つの全然違う曲をくっつけたような曲もあれば、不思議なところでブレイクが入る曲もあるので、歌詞を見たり曲調に注意したりと一回ではとても楽しみきれない笑

■おすすめ曲

I Bet You Look Good On The Dancefloor (2005年)
 アークティックモンキーズの中でもノリのいい初期の頃の曲。アレックス・ターナーが21歳の時にこの曲を発表しているが'君の名前はリオではないけれど'なんて一節がポンと出てくるあたり若造とは思えないワードセンスだと思う。アレックスはシャウトする時あえてマイクから離れたところで叫ぶんだけどその声の拾い方がすごくかっこいい。


From The Ritz To The Rubble (Whatever People Say I Am, That's What I'm Not/2006年)
 この曲のブレイクからギター一本で不思議な歌詞を歌うところとか、全くリスナーにすり寄ってなくて、自分の言いたいことをいうのがロックンロールだってことをアレックスのやり方で思い出させてくれる。「昨夜おれたちが話し合ったことはとてもステキなことに思えたけど、今思い返してみるとそれはもうなんの意味もないことになってしまったんだ」だって。。。よくわかんないけどかっこよ笑

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■まとめ
 ロックの歌詞はわかりやすすぎてもリスナーにすり寄ってるみたいでかっこわるいし、わかりにくすぎてもピンとこない。必ずちょうどいいところってのが存在する。アレックス・ターナーの歌詞はそのピントの合わせ方がちょうどよくて、一曲を通して短編映画を見たかのような気分にさせてくれることすらある。ビートももちろん素晴らしいけどそんな歌詞もすごいかっこいいんだよなあ。

■どうでもいい話
・アレックス・ターナーは影響を受けたパフォーマーにヴァインズのフロントマン、クレイグ・ニコルズを挙げている。
・バンドは影響を受けたバンドの一つにストロークスを挙げておりストロークスの'Reptilia'他多くの曲をカバーしている。(映像↑)

■昔したツイート↓

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