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小説

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#中学生

生徒会 第7話 借り物競争

←第6話へ                        第8話へ→ 体育会本番、やはりドラマが待っていた ドラマが起こったのは、借り物競争でのこと その生徒は置いてあるものを見て、ハタと困った ヤカンが無い そう、指定されたヤカンが無いのである すると、その生徒はすかさず係員の所へ走って行った 係員、事情を理解すると紙に「水筒」と書き直した そして、その生徒に手渡した 競技のひとコマの、ほんの些細な出来事ではあるが、生徒会にとっては チェックポイントではあったのだ

生徒会 第6話 生徒総会

←第5話へ                        第7話へ→ アンケートやインタビューを準備し、臨んだ生徒総会、 そして、その場はリハーサルを兼ねた実演の場となった 決して、議決だけではない それでは、実際に「くじ引き徒競走」をやってみようと思います 生徒会役員はスタート地点でくじを引くと、その順番に合わせて レーンに並んだ 次いで、約束通り「走り」始めた すると、「走って」行った彼らは再度、ゴールのくじの前で並び、 一喜一憂しながらも最終順位が決まったので

生徒会 第5話 インタビュー

←第4話へ                        第6話へ→ 副会長(インタビューする人)…H 女生徒…S H:それでは、よろしくお願いします S:こちらこそ、よろしくお願いします H:Sさんの提案が生徒会でも取り上げられ、話題となりました S:ありがとうございます H:そこで、お願いなのですが、提案された「くじ引き徒競走」を   私に説明してもらえませんか S:はい、分かりました H:まず、どのような競技なのか教えて下さい S:まず、最初にくじを引いて、

生徒会 第4話 アンケート

←第3話へ                        第5話へ→ 生徒会が作成したアンケートが仕上がった アンケートは、自分のリクエストする競技を4つまで 書くことができるようになっていた 全校生徒約60名の少ない所帯のため、アンケート上位5つまでを 本番の競技とする決まりであった 他には、もし記載のない競技があり、希望する場合は併記し、 その競技の説明を加えるようになっていた リクエストする競技を5つ、という意見はあったのだが、 今回は4つまでとなり、会議で詰

生徒会 第3話 仕掛け人

←第2話へ                        第4話へ→ 少子化の煽りを受け、その中学は廃校となり、人も通わない所であった が、最近になってやたらと人の出入りが増えたのだ 生徒達だけでなく、保護者や一般の人もであった 何故か? 新任の、「時の市長」が仕掛け人であった 廃校跡を利用し、新生中学を復活させる、希望した生徒は自由に転入できるこれを定めたのだ と、言ってもそう時間があった訳ではなく、集まったのは全学年合わせて2クラス分の人数であった、が、それはそれ

生徒会 第2話 生徒会選挙

←第1話へ                        第3話へ→                        生徒会役員は、全校朝会で一度に決まった では、生徒会の会長に立候補する人 3年の少年は、周囲を見渡した 誰も手を挙げない、本当にいないのか そう思った本人は、さっと手を挙げることにした 迷っている暇はない どよめきの中、皆の前に立った 信任投票となった、不安がよぎる もし、否決されたらどうしようかと が、不安は一瞬でなくなった はい、ではこの人に賛成

生徒会 第1話

                             →第2話へ 確認させて下さい なったばかりの生徒会長は尋ねた 我々で体育祭のプログラムを作成するのですか? そう、その通り、5~6校違う学校から皆来ているからね、 やはり、なったばかりの教頭は答えた ちょっと皆で話し合ってほしい、今日はその全体的な話 後で、全校の生徒会議に出すとして、今は原案を出す必要がある その日、少年は転校して間もなく生徒会長になってしまった その場で採決し、決まってしまったのである しば